光る君へ~第38回~まぶしき闇

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清少納言(ききょう)、源氏の物語を恨んでいる?

伊周の呪詛、バレる???

中宮彰子、第二子懐妊!
和泉式部(あかね)エロくて道長の息子もよろめく???

(38)まぶしき闇 - 大河ドラマ「光る君へ」
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(38)まぶしき闇
初回放送日:2024年10月6日
まひろ(吉高由里子)の元にききょう(ファーストサマーウイカ)が訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇(塩野瑛久)の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける。その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長(柄本佑)から新たな提案を受け…一方、中宮・彰子(見上愛)と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周(三浦翔平)の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するが…

清少納言「源氏の物語」を読む

皇后定子さまの着物を着て清少納言(ききょう)は再登場です。
まひろの書いた「源氏の物語」の感想を褒めるものの、恨んでいるとハッキリ言います。
この絶妙な物言いが素晴らしいですね。
紫式部と清少納言は実際にはあった事がないとされていますが、この大河では女子会、女子トークで話が合うのはこの二人。
やはり、女性で漢学、漢籍、文学を対等に話が出来ることなど、この二人以外にあり得ないわけで。
折角、築いてきた友情がこれで壊れるのはちょっと残念です。

まひろはききょうに中宮彰子に仕えてほしいとスカウトしますが、にべもなく断られてしまいます。
ききょうは今も皇后定子とともにあるからです。

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まひろとききょうが仲が良かったのは大河ドラマのフィクションパートですが、対等に話が出来る唯一無二の人物として、良いライバルだったという展開になってほしいです。
(願望です)

中宮彰子さま懐妊・敦康親王は元服を拒む

皇后定子の遺した敦康親王は元服すれば中宮彰子を簡単に会う事がかなわなくなるために元服を延期したい意向です。
でも、中宮彰子と敦康親王は仲が良すぎて「間違いがあってはならない」と思う道長に元服をさせて引き離そうとしているのが見て取れます。
道長はまひろが書いた「源氏の物語」のように「藤壺と光源氏のような不義密通」があってはならないと思っているわけです。

ただし、帝はこれまで通り、第一皇子の敦康親王に東宮になってほしい訳です。
帝の救いは中宮彰子自身も同じ思いだった事です。
中宮彰子にしてもずっと自分のそばにいてくれた敦康親王はとても大切な存在になっていたのです。

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「源氏の物語」と劇中で言われる「源氏物語」ですが、この頃はまだタイトルが付いていなかったのでこういう呼ばれ方もあったのかなと思います。

和泉式部(あかね)エロさ爆発!

冒頭で「ききょう」に会った時に中宮彰子の女房へのスカウトは失敗しますが、あかねは「和泉式部」として出仕する事になります。
妖艶な歌人で二人の親王様の心を手玉に取ってきた和泉式部は道長の息子の頼通の心も奪ってしまったようです。
エロさ爆発!
本当ならこの時期に愛する人を失って打ちひしがれていたはずの和泉式部でしたが、自分と親王様の愛の記録である「和泉式部日記」を書いた事で吹っ切れたのでしょうか?
宮廷大スキャンダルの歌人は内裏の男性陣を取り込んでしまうのでしょうか?

和泉式部って どんな人?~光る君へ

「和泉式部」は嫌!

「あかね」は「和泉式部」というニックネームを付けられますが、元夫の役職から「和泉」という名前が冠されたので当の本人は気に入りません。
若干、舌打ちするようなしぐさもありますが、最終的に受け入れるときはニッコリとエロさを忘れずに受け入れます。

呪い・呪われる?伊周

伊周の依頼を受けて呪詛していた僧が捕まります。
さすがに僧侶をそのまま厳罰に処すと罰が当たるという考えがあったので、特別に許されるような形になります。
(それでも、酷い拷問はあり)
伊周も参内を停止というかなり温情措置となります。

ただ、伊周の呪詛は思いっきり続きます。

源氏の物語は続く

帝に献上した物語は33帖ですが、この続きをまひろは書きだします。
女三宮が出てきます。
この女三宮は主人公・源氏の正妻なのですが、子供すぎて自分の意思がありません。
女三宮を勝手に慕ってやってくる男性と不倫して子供が生まれてしまいます。
ものすごいスキャンダルの話です。

道長はこれらを読んで敦康親王の元服を急ぎます。

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伊周の呪詛
中宮彰子の第二子出産
道長の陰謀
色々あったこの回ですが、和泉式部のエロさで全部払拭してしまうというまさかの回になりました。
既に宮廷スキャンダルの主人公は和泉式部自身な訳ですから、この人事は凄いなあと今更ながらに思います。

紀行:呪い

京都市考古資料館(京都府京都市)
須磨の関跡碑(現光寺)(兵庫県神戸市)
関守稲荷神社(兵庫県神戸市)

紀行では呪いの人形(ひとがた)や呪詛の記録が紹介されます。
当時の呪いもそれなりに身分の高い人同士がやっていたので残っている史料は良くも悪くも高価なものです。
そう思うと高貴な人同士の足の引っ張り合いのような感じだったのでしょうか?
呪う方も呪われる方も何となく救われない感じがするのは私だけでしょうか?

伊周の石碑が残る須磨に行かれる時は新しいホテルがあります。すごく綺麗です。
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放送リスト

第1回「約束の月」 – 2024年1月7日
第2回「めぐりあい」 – 2024年1月14日
第3回「謎の男」 – 2024年1月21日
第4回「五節の舞姫」 – 2024年1月28日
第5回「告白」 – 2024年2月4日
第6回「二人の才女」 – 2024年2月11日
第7回「おかしきことこそ」 – 2024年2月18日
第8回「招かれざる者」 – 2024年2月25日
第9回「遠くの国」 – 2024年3月3日
第10回「月夜の陰謀」 – 2024年3月10日
第11回「まどう心」 – 2024年3月17日
第12回「思いの果て」 – 2024年3月24日
第13回「進むべき道」 – 2024年3月31日
第14回「星落ちてなお」 – 2024年4月7日
第15回「おごれる者たち」 – 2024年4月14日
第16回「華の影」 – 2024年4月21日
第17回「うつろい」 – 2024年4月28日
第18回「岐路」 – 2024年5月5日
第19回「放たれた矢」 – 2024年5月12日
第20回「望みの先に」 – 2024年5月19日
第21回「旅立ち」 – 2024年5月26日
第22回「越前の出会い」 – 2024年6月2日
第23回「雪の舞うころ」 – 2024年6月9日
第24回「忘れえぬ人」 – 2024年6月16日
第25回「決意」 – 2024年6月23日
第26回「いけにえの姫」 – 2024年6月30日
第27回「宿縁の命」 – 2024年7月14日
第28回「一帝二后」 – 2024年7月21日
第29回「母として」 – 2024年7月28日
第30回「つながる言の葉」 – 2024年8月4日
第31回「月の下で」- 2024年8月18日
第32回「誰がために書く」- 2024年8月25日
第33回「式部誕生」- 2024年9月1日
第34回「目覚め」-2024年9月8日
第35回「中宮の涙」-2024年9月15日

源氏物語一覧リスト

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紫式部の書いた「源氏物語」

現在手に入る現代訳・コミックリスト一覧は下記リンクをどうぞ🥰

源氏物語・現代訳5選+コミック2選

登場人物が書いた本

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登場人物が書いた本もたくさんあります。
興味のある方は下記リンクをどうぞ。

光る君へ~登場人物が書いた本一覧

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キャスト一覧

主要キャスト一覧
まひろ/紫式部 (むらさきしきぶ)   吉高 由里子
藤原 道長 (ふじわらのみちなが)   柄本 佑
藤原 為時 (ふじわらのためとき)   岸谷 五朗
ちやは   国仲 涼子
藤原 惟規 (ふじわらののぶのり)   高杉 真宙
藤原 兼家 (ふじわらのかねいえ)   段田 安則
時姫 (ときひめ)   三石 琴乃
藤原 道隆 (ふじわらのみちたか)   井浦 新
藤原 道兼 (ふじわらのみちかね)   玉置 玲央
藤原 詮子 (ふじわらのあきこ)   吉田 羊
高階 貴子 (たかしなのたかこ)   板谷 由夏
ききょう/清少納言 (せいしょうなごん)   ファーストサマーウイカ
安倍 晴明 (あべのはるあきら)   ユースケ・サンタマリア
源 倫子 (みなもとのともこ)   黒木 華
源 明子 (みなもとのあきこ)   瀧内 公美
藤原 実資 (ふじわらのさねすけ)   秋山 竜次
藤原 公任 (ふじわらのきんとう)   町田 啓太
藤原 斉信 (ふじわらのただのぶ)   金田 哲
藤原 行成 (ふじわらのゆきなり)   渡辺 大知
源 俊賢 (みなもとのとしかた)   本田 大輔
源 雅信 (みなもとのまさのぶ)   益岡 徹
藤原 穆子 (ふじわらのむつこ)   石野 真子
藤原 頼忠 (ふじわらのよりただ)   橋爪 淳
藤原 宣孝 (ふじわらののぶたか)   佐々木 蔵之介
藤原 定子 (ふじわらのさだこ)   高畑 充希
藤原 彰子 (ふじわらのあきこ)   見上 愛
藤原 伊周 (ふじわらのこれちか)   三浦 翔平
円融天皇 (えんゆうてんのう)   坂東 巳之助
花山天皇 (かざんてんのう)   本郷 奏多
一条天皇 (いちじょうてんのう)   塩野 瑛久
直秀 (なおひで)   毎熊 克哉
赤染衛門 (あかぞめえもん)   凰稀 かなめ
乙丸 (おとまる)   矢部 太郎
百舌彦 (もずひこ)   本多 力
いと   信川 清順
藤原 道綱 (ふじわらのみちつな)   上地 雄輔
藤原 寧子 (ふじわらのやすこ)   財前 直見
藤原 隆家 (ふじわらのたかいえ)   竜星 涼
さわ   野村 麻純
絵師 (えし)   三遊亭 小遊三
藤原 忯子 (ふじわらのよしこ)   井上 咲楽
藤原 義懐 (ふじわらのよしちか)   高橋 光臣
三条天皇 (さんじょうてんのう)   木村 達成
藤原 顕光 (ふじわらのあきみつ)   宮川 一朗太
朱 仁聡 (ヂュレンツォン)   浩歌
周明 (ヂョウミン)   松下 洸平
藤原賢子(ふじわらのかたこ)南 沙良
あかね / 和泉式部(いずみしきぶ)泉 里香
敦康親王(あつやすしんのう)片岡千之助
双寿丸(そうじゅまる)伊藤健太郎

スタッフ一覧

脚本 : 大石静
語り : 伊東敏恵
副音声解説 : 宗方脩
タイトルバック映像 : 市耒健太郎
題字・書道指導 : 根本知
制作統括 : 内田ゆき、松園武大
プロデューサー : 大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー : 川口俊介
演出 : 中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう、原英輔、佐原裕貴 ほか
時代考証 : 倉本一宏
風俗考証 : 佐多芳彦
建築考証 : 三浦正幸
芸能考証 : 友吉鶴心
平安料理考証 : 井関脩智
所作指導 : 花柳寿楽
衣装デザイン・絵画指導 : 諫山恵実

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