光る君へ~第33回~式部誕生

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(33)式部誕生 - 大河ドラマ「光る君へ」
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(33)式部誕生
初回放送日:2024年9月1日
道長(柄本佑)に頼まれ、まひろ(吉高由里子)は彰子(見上愛)が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇(塩野瑛久)の命で除目の儀に復帰した伊周(三浦翔平)が不穏な動きを見せ始めていた。数ヶ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると…

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宮の宣旨は平安美人

道長の長女・中宮彰子の為に物語の続きを書くために藤壺に入ったまひろ。
藤原為時の娘だから「藤式部」(とうのしきぶ)とニックネームを付けられます。

藤=藤原
式部=為時パパが式部の丞だったから


平安の女性が本名で呼ばれる事はないのでみなさんこうやってニックネームを付けられます。
大河ドラマではききょうが清少納言と付けられたのは中宮定子だったのですが、藤式部というニックネームを付けたのは「宮の宣旨」と呼ばれる古参の女房でした。
ふくよかで活発でいかにも平安美人と言った感じの方です。
(多分、中宮定子の女房の中で一番偉い人)
読み方も注目点です。
本来「とうのしきぶ」という呼ばれ方をする事が多いように思いますが、大河ドラマでは「とうしきぶ」という事になったようです。
この大河では慣れ親しんだ呼び方をしない事が散見されますが、今回もオリジナルの読み方のようです。

「とうのしきぶ」ではなくて
「とうしきぶ」

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宮廷内は嫉妬、妬み、嫌がらせ

まひろが出仕して味方になってくれる女房は赤染衛門だけです。
まひろは執筆活動の為だけに召しだされたはずですが、実際の所、他の女房達と同じ働きを強いられます。
自分に充てられた執筆時間はみんなが寝静まってからという始末。
女房達のいびきや寝言でとても集中出来そうにありません。
道長の直々の依頼で個室まで与えられているのですから嫉妬の渦中にありました。
(個室と言っても几帳というパーテーションで仕切られただけなので人の往来は分かる)

受領の娘の癖に

彰子に仕える女房達は育ちのいい左大臣様くらいのお姫様ばかりなのです。
つまりは上流貴族の人ばかりです。
その中でも、国司(受領)の娘でしかないまひろは中流貴族の癖に左大臣の恩恵を受けている人間という事になり、マウントを取りたい他の女房達からすると絶好の悪口のネタになるという事なのです。

執筆できない

このままでは執筆は出来そうにありません。
無理です。
里で書いて持ってくるからと言ってやっとのことで道長の承諾を得ます。
今生の別れと思わんばかりの別れをしたのにたったの8日間で帰ってきたので追い返されたのかと家の人達はざわめき立ちます。
でも、帰ってきてくれたのが嬉しい様子。
無事に物語の続きを書いて献上。
藤壺に舞い戻るまひろ。
道長からは褒美として幼い頃の道長とまひろの絵が描かれた扇子が渡されます。

帝の御覚えは?

帝はさっそく読んでまひろに会いに来ます。
彰子にでなくてまひろに会いに来るのです。
そして、物語が自分への当てつけのように思った事やそれでも続きを読みたいことを言います。
彰子も物語に興味を抱きます。
最初の話は帝に献上してしまったのでその話をまひろは彰子に語り始めます。
彰子はとても興味深そうに聞き入ります。
彰子はまひろに心を開いたようです。
紅梅色(赤)ではなくて空の色(青)が好きである事を打ち明けます。

これは道長も知らなかった事のようで、道長のまひろへの信頼が更に深くなった出来事でもありました。

そして都は

僧侶たちが訪れます。
動乱の気配が…。

グレース
グレース

この時代に武装勢力を持っていたのは実は僧侶もでした。
その僧侶たちが都に懸念材料を持ってきた所で終わります。

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放送リスト

第1回「約束の月」 – 2024年1月7日
第2回「めぐりあい」 – 2024年1月14日
第3回「謎の男」 – 2024年1月21日
第4回「五節の舞姫」 – 2024年1月28日
第5回「告白」 – 2024年2月4日
第6回「二人の才女」 – 2024年2月11日
第7回「おかしきことこそ」 – 2024年2月18日
第8回「招かれざる者」 – 2024年2月25日
第9回「遠くの国」 – 2024年3月3日
第10回「月夜の陰謀」 – 2024年3月10日
第11回「まどう心」 – 2024年3月17日
第12回「思いの果て」 – 2024年3月24日
第13回「進むべき道」 – 2024年3月31日
第14回「星落ちてなお」 – 2024年4月7日
第15回「おごれる者たち」 – 2024年4月14日
第16回「華の影」 – 2024年4月21日
第17回「うつろい」 – 2024年4月28日
第18回「岐路」 – 2024年5月5日
第19回「放たれた矢」 – 2024年5月12日
第20回「望みの先に」 – 2024年5月19日
第21回「旅立ち」 – 2024年5月26日
第22回「越前の出会い」 – 2024年6月2日
第23回「雪の舞うころ」 – 2024年6月9日
第24回「忘れえぬ人」 – 2024年6月16日
第25回「決意」 – 2024年6月23日
第26回「いけにえの姫」 – 2024年6月30日
第27回「宿縁の命」 – 2024年7月14日
第28回「一帝二后」 – 2024年7月21日
第29回「母として」 – 2024年7月28日
第30回「つながる言の葉」 – 2024年8月4日
第31回「月の下で」- 2024年8月18日
第32回「誰がために書く」- 2024年8月25日
第33回「式部誕生」- 2024年9月1日
第34回「目覚め」-2024年9月8日
第35回「中宮の涙」-2024年9月15日

源氏物語一覧リスト

グレース
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紫式部の書いた「源氏物語」

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登場人物が書いた本

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キャスト一覧

主要キャスト一覧
まひろ/紫式部 (むらさきしきぶ)   吉高 由里子
藤原 道長 (ふじわらのみちなが)   柄本 佑
藤原 為時 (ふじわらのためとき)   岸谷 五朗
ちやは   国仲 涼子
藤原 惟規 (ふじわらののぶのり)   高杉 真宙
藤原 兼家 (ふじわらのかねいえ)   段田 安則
時姫 (ときひめ)   三石 琴乃
藤原 道隆 (ふじわらのみちたか)   井浦 新
藤原 道兼 (ふじわらのみちかね)   玉置 玲央
藤原 詮子 (ふじわらのあきこ)   吉田 羊
高階 貴子 (たかしなのたかこ)   板谷 由夏
ききょう/清少納言 (せいしょうなごん)   ファーストサマーウイカ
安倍 晴明 (あべのはるあきら)   ユースケ・サンタマリア
源 倫子 (みなもとのともこ)   黒木 華
源 明子 (みなもとのあきこ)   瀧内 公美
藤原 実資 (ふじわらのさねすけ)   秋山 竜次
藤原 公任 (ふじわらのきんとう)   町田 啓太
藤原 斉信 (ふじわらのただのぶ)   金田 哲
藤原 行成 (ふじわらのゆきなり)   渡辺 大知
源 俊賢 (みなもとのとしかた)   本田 大輔
源 雅信 (みなもとのまさのぶ)   益岡 徹
藤原 穆子 (ふじわらのむつこ)   石野 真子
藤原 頼忠 (ふじわらのよりただ)   橋爪 淳
藤原 宣孝 (ふじわらののぶたか)   佐々木 蔵之介
藤原 定子 (ふじわらのさだこ)   高畑 充希
藤原 彰子 (ふじわらのあきこ)   見上 愛
藤原 伊周 (ふじわらのこれちか)   三浦 翔平
円融天皇 (えんゆうてんのう)   坂東 巳之助
花山天皇 (かざんてんのう)   本郷 奏多
一条天皇 (いちじょうてんのう)   塩野 瑛久
直秀 (なおひで)   毎熊 克哉
赤染衛門 (あかぞめえもん)   凰稀 かなめ
乙丸 (おとまる)   矢部 太郎
百舌彦 (もずひこ)   本多 力
いと   信川 清順
藤原 道綱 (ふじわらのみちつな)   上地 雄輔
藤原 寧子 (ふじわらのやすこ)   財前 直見
藤原 隆家 (ふじわらのたかいえ)   竜星 涼
さわ   野村 麻純
絵師 (えし)   三遊亭 小遊三
藤原 忯子 (ふじわらのよしこ)   井上 咲楽
藤原 義懐 (ふじわらのよしちか)   高橋 光臣
三条天皇 (さんじょうてんのう)   木村 達成
藤原 顕光 (ふじわらのあきみつ)   宮川 一朗太
朱 仁聡 (ヂュレンツォン)   浩歌
周明 (ヂョウミン)   松下 洸平
藤原賢子(ふじわらのかたこ)南 沙良
あかね / 和泉式部(いずみしきぶ)泉 里香
敦康親王(あつやすしんのう)片岡千之助
双寿丸(そうじゅまる)伊藤健太郎

スタッフ一覧

脚本 : 大石静
語り : 伊東敏恵
副音声解説 : 宗方脩
タイトルバック映像 : 市耒健太郎
題字・書道指導 : 根本知
制作統括 : 内田ゆき、松園武大
プロデューサー : 大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー : 川口俊介
演出 : 中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう、原英輔、佐原裕貴 ほか
時代考証 : 倉本一宏
風俗考証 : 佐多芳彦
建築考証 : 三浦正幸
芸能考証 : 友吉鶴心
平安料理考証 : 井関脩智
所作指導 : 花柳寿楽
衣装デザイン・絵画指導 : 諫山恵実

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