道長に奪われ続けた敦康親王は人生を終える。
源氏の物語は完成し、娘に託される。
道長に娘の父であることを告げるまひろ。
旅に出かけるまひろ。
そして、大宰府では越前での恋の相手に遭遇する。
(45)はばたき
初回放送日:2024年11月24日
まひろ(吉高由里子)の源氏物語はいよいよ終盤を迎えていた。ある日、まひろは娘・賢子(南沙良)から、宮仕えしたいと相談され、自分の代わりに太皇太后になった彰子(見上愛)に仕えることを提案。まひろは長年の夢だった旅に出る決意を固める。しかし道長(柄本佑)の反対にあい、ついにまひろは賢子にまつわる秘密を明かすことに。旅立つまひろを思わぬ再会が待ち受けていた。一方、道長は出家を決意する。
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/EL3347M7J2/
人生を終える敦康親王
一条天皇と皇后定子の第一皇子である敦康親王はとうとう人生を終えます。
たった21年。
妻も姫皇子もあったのに遺しての旅立ちとなってしまいました。
道長に奪われ続けた人生。
第一皇子でありながら、帝になる以前に東宮になる事も道長に阻まれました。
自分自身をいつくしんでくれた中宮・彰子とも引き離されてしまいました。
辛い人生でした…。
「源氏の物語」完成
まひろが道長に依頼されて描いた「源氏の物語」は主人公の光源氏が亡くなった後の物語である「宇治十帖」を書き終わって完成します。
書き上げた原稿は娘の賢子に託されます。
そして、賢子はかたくなに拒否していた出仕を自ら望んでします。
この後、賢子は「越後の弁」というニックネームの元に太皇太后・彰子の元に仕えます。
まひろは、物語が完成した事に区切りをつけ、自分が描いた物語の舞台の須磨・明石に旅立つことを決心します。
そして、最終的には夫である宣孝の赴任先であった大宰府が目標地点です。
太皇太后・彰子はそんなまひろにお守りを持たせて土産話を楽しみにしていると喜んで送り出してくれます。
大河ドラマでは「源氏の物語」というタイトルで紹介される「源氏物語」ですが、当時は明確なタイトルがなかったとされるので「源氏の物語」という言い方で一貫しているようです。
まひろを止める道長
まひろが旅立ってしまうと聞きつけた道長は、まひろの元に来ます。
いかないでほしいと止めるものの、まひろの決心は揺らぎません。
更にまひろは自分の口から娘の賢子の父は道長である事を告げます。
動揺する道長、そしてまひろは道長には別れを言って旅立っていきます。
栄花物語・爆誕の瞬間???
道長の嫡妻である倫子さまは、まひろに道長のキラキラエッセイを書いてほしいと頼んでいました。
ですが、華やかで優美な部分だけを書いてほしい倫子さまと人の闇の部分にフォーカスするまひろでは意図する事が違います。
まひろは断ってしまいます。
倫子さまは自分の幼い時から仕えてくれている赤染衛門に依頼します。
枕草子のようなキラキラエッセイを主人公は道長で書いてほしいと言うのです。
赤染衛門は感激のあまり涙目になって依頼を承諾します。
ここでこれから描かれるのは「栄花物語」です。
道長・出家
自分の老いを感じ、まひろが旅立ってしまう事も辛いと感じた道長は出家してしまいます。
ですが、現実的には僧侶となった後も摂政となった息子の頼通を裏から支える事になります。
相談に来た息子に暗躍する方法を授ける等、道長は僧侶になってブラック化していきます。
まひろ・須磨・明石・大宰府へ
まひろは徒歩で須磨や明石に行きます。
須磨の海岸では駆け抜けるまひろの姿もありました。
更に、大宰府では宋人たちの姿もありました。
そして、宋人の中には越前で出会ったあの宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)の姿があったのです。
まひろの越前編は下記をどうぞ。
光る君へ~第21回~旅立ち
光る君へ~第22回~越前の出会い
光る君へ~第23回~雪の舞うころ
光る君へ~第24回~忘れえぬ人
放送リスト
第1回「約束の月」 – 2024年1月7日
第2回「めぐりあい」 – 2024年1月14日
第3回「謎の男」 – 2024年1月21日
第4回「五節の舞姫」 – 2024年1月28日
第5回「告白」 – 2024年2月4日
第6回「二人の才女」 – 2024年2月11日
第7回「おかしきことこそ」 – 2024年2月18日
第8回「招かれざる者」 – 2024年2月25日
第9回「遠くの国」 – 2024年3月3日
第10回「月夜の陰謀」 – 2024年3月10日
第11回「まどう心」 – 2024年3月17日
第12回「思いの果て」 – 2024年3月24日
第13回「進むべき道」 – 2024年3月31日
第14回「星落ちてなお」 – 2024年4月7日
第15回「おごれる者たち」 – 2024年4月14日
第16回「華の影」 – 2024年4月21日
第17回「うつろい」 – 2024年4月28日
第18回「岐路」 – 2024年5月5日
第19回「放たれた矢」 – 2024年5月12日
第20回「望みの先に」 – 2024年5月19日
第21回「旅立ち」 – 2024年5月26日
第22回「越前の出会い」 – 2024年6月2日
第23回「雪の舞うころ」 – 2024年6月9日
第24回「忘れえぬ人」 – 2024年6月16日
第25回「決意」 – 2024年6月23日
第26回「いけにえの姫」 – 2024年6月30日
第27回「宿縁の命」 – 2024年7月14日
第28回「一帝二后」 – 2024年7月21日
第29回「母として」 – 2024年7月28日
第30回「つながる言の葉」 – 2024年8月4日
第31回「月の下で」- 2024年8月18日
第32回「誰がために書く」- 2024年8月25日
第33回「式部誕生」- 2024年9月1日
第34回「目覚め」-2024年9月8日
第35回「中宮の涙」-2024年9月15日
第36回「待ち望まれた日」-2024年9月22日
第37回「波紋」-2024年9月29日
第38回「まぶしき闇」-2024年10月6日
第39回「とだえぬ絆」-2024年10月13日
第40回「君を置きて」-2024年10月20日
第41回「揺らぎ」-2024年10月27日
第42回「川辺の誓い」-2024年11月3日
第43回「輝きののちに」-2024年11月10日
第44回「望月の夜」-2024年11月17日
第45回「はばたき」-2024年11月24日
登場人物が書いた本
源氏物語
ネット配信はこちら
キャスト一覧
主要キャスト一覧
まひろ/紫式部 (むらさきしきぶ) 吉高 由里子
藤原 道長 (ふじわらのみちなが) 柄本 佑
藤原 為時 (ふじわらのためとき) 岸谷 五朗
ちやは 国仲 涼子
藤原 惟規 (ふじわらののぶのり) 高杉 真宙
藤原 兼家 (ふじわらのかねいえ) 段田 安則
時姫 (ときひめ) 三石 琴乃
藤原 道隆 (ふじわらのみちたか) 井浦 新
藤原 道兼 (ふじわらのみちかね) 玉置 玲央
藤原 詮子 (ふじわらのあきこ) 吉田 羊
高階 貴子 (たかしなのたかこ) 板谷 由夏
ききょう/清少納言 (せいしょうなごん) ファーストサマーウイカ
安倍 晴明 (あべのはるあきら) ユースケ・サンタマリア
源 倫子 (みなもとのともこ) 黒木 華
源 明子 (みなもとのあきこ) 瀧内 公美
藤原 実資 (ふじわらのさねすけ) 秋山 竜次
藤原 公任 (ふじわらのきんとう) 町田 啓太
藤原 斉信 (ふじわらのただのぶ) 金田 哲
藤原 行成 (ふじわらのゆきなり) 渡辺 大知
源 俊賢 (みなもとのとしかた) 本田 大輔
源 雅信 (みなもとのまさのぶ) 益岡 徹
藤原 穆子 (ふじわらのむつこ) 石野 真子
藤原 頼忠 (ふじわらのよりただ) 橋爪 淳
藤原 宣孝 (ふじわらののぶたか) 佐々木 蔵之介
藤原 定子 (ふじわらのさだこ) 高畑 充希
藤原 彰子 (ふじわらのあきこ) 見上 愛
藤原 伊周 (ふじわらのこれちか) 三浦 翔平
円融天皇 (えんゆうてんのう) 坂東 巳之助
花山天皇 (かざんてんのう) 本郷 奏多
一条天皇 (いちじょうてんのう) 塩野 瑛久
直秀 (なおひで) 毎熊 克哉
赤染衛門 (あかぞめえもん) 凰稀 かなめ
乙丸 (おとまる) 矢部 太郎
百舌彦 (もずひこ) 本多 力
いと 信川 清順
藤原 道綱 (ふじわらのみちつな) 上地 雄輔
藤原 寧子 (ふじわらのやすこ) 財前 直見
藤原 隆家 (ふじわらのたかいえ) 竜星 涼
さわ 野村 麻純
絵師 (えし) 三遊亭 小遊三
藤原 忯子 (ふじわらのよしこ) 井上 咲楽
藤原 義懐 (ふじわらのよしちか) 高橋 光臣
三条天皇 (さんじょうてんのう) 木村 達成
藤原 顕光 (ふじわらのあきみつ) 宮川 一朗太
朱 仁聡 (ヂュレンツォン) 浩歌
周明 (ヂョウミン) 松下 洸平
藤原賢子(ふじわらのかたこ)南 沙良
あかね / 和泉式部(いずみしきぶ)泉 里香
敦康親王(あつやすしんのう)片岡千之助
双寿丸(そうじゅまる)伊藤健太郎
スタッフ一覧
脚本 : 大石静
語り : 伊東敏恵
副音声解説 : 宗方脩
タイトルバック映像 : 市耒健太郎
題字・書道指導 : 根本知
制作統括 : 内田ゆき、松園武大
プロデューサー : 大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー : 川口俊介
演出 : 中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう、原英輔、佐原裕貴 ほか
時代考証 : 倉本一宏
風俗考証 : 佐多芳彦
建築考証 : 三浦正幸
芸能考証 : 友吉鶴心
平安料理考証 : 井関脩智
所作指導 : 花柳寿楽
衣装デザイン・絵画指導 : 諫山恵実