
海賊版が問題になっていたことが話題になります。
長谷川平蔵がその取り締まりで再登場となりました!

青本を製作開始!

蔦重は青本を作る事を考え付きます。
青本って何でしょう?
大人向けの絵本ということです。
今までのよ「吉原細見」や「一目千本」も同じように思いますが、これは「大人向けの絵入り本」ということですこしちがうものような感じですね。
赤本と対比すると良く分かる

実はこの時期には「赤本」というものも存在しました。
これは今と同じで子供向けの普通の絵本です。
そして青本となると急に大人向けになるということなのですね。
赤本と言っても現代の受験生が使うような赤本とは違います。
この辺もこの時代の言い方を知らないと全く違うものになってしまいますね。
マメ知識として持っておきましょう。
墓参りに莫大な費用

田沼意次や勘定奉行の努力で幕府の財政は何とか回復の兆しにありました。
ですが、ここで無茶苦茶お金がかかる要請がありました。
先代将軍・家重の17回忌をしたいというのです。
普通に考えれば「法事」な訳ですが、前将軍の法事となれば規模が違います。
徳川家のみならず、旗本、諸大名も参加する大行事となってしまいます。
この前将軍の法事を「日光神社の社参」と言います。

大河の中では「20万両」と紹介されました。
現代の価値ではいったいいくらなんでしょう?
海賊版??

前回の終わりに本を見て驚いた人が大坂(現在の大阪)からやってきた柏原屋という版元です。
手に取っていた本は「増補早引節用集」というものでした。
柏原屋は「新増早引節用集」という元の本を出版していました。
偽版(海賊版)を出されたと思ったのです。
鬼平犯科帳、海賊版摘発へ???

海賊版を調査するためにやってきたのは長谷川平蔵です。
吉原で花の井に貢ぎすぎて破産してしまったあの人です。
真っ正直で「お金がなくなったから花の井の所に行けなくなった」と告げて終わった鬼平犯科帳の長谷川平蔵でしたが、今度は摘発する役人として大活躍していきそうです。

鱗形屋は鬼平犯科帳に捕まったということになるのでしょうが、このまま退場となるのでしょうか?
次回以降楽しみです。
おまけ~アンケート結果
放送後のアンケートにお答えいただいた皆様ありがとうございました。
鬼平犯科帳の長谷川平蔵の再登場に注目が集まりました。
最後に鱗形屋の親方が捕まったのも衝撃でした。
前将軍の法事である「日光社参」に20万両も必要なのも驚きでした。
各話リスト

今までのお話の感想を書いています。
たまに蘊蓄も追加しています。
よろしかったらどうぞ。
第1話「ありがた山の寒がらす」
第2話「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸」
第3話「千客万来『一目千本』」
第4話「『雛形若菜』の甘い罠」
第5話「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」
第6話「鱗(うろこ)剥がれた『節用集』」
第7話「好機到来『籬(まがき)の花』」
第8話「逆襲の『金々先生』」
第9話「玉菊燈籠恋の地獄」
第10話「『青楼美人』の見る夢は」
第11話「富本、仁義の馬面」
第12話「俄(にわか)なる『明月余情』」
第13話「お江戸揺るがす座頭金」
関連書籍一覧

ドンドン追記していきます。
私も精読中。
また、感想の方も上げて行きますのでお楽しみに!