
瀬川との思いも通じ合ったと思ったのも束の間の蔦重。
「おさらばえ」と瀬川は蔦重の元を去ってしまいます。
でも、今回のオープニングでは二人の夫婦姿からスタート???
(15)死を呼ぶ手袋
初回放送日:2025年4月13日
蔦重(横浜流星)は独立して自分の店『耕書堂』を構えた。そんな時、市中で様子のおかしい平賀源内(安田顕)に会う。一方、家基(奥智哉)が鷹狩りの最中に突然倒れる…。
蔦重と瀬川、まさかの夢オチからスタート
前回、蔦重の元を去ったはずの瀬川(瀬以)が蔦重を叩き起こし、まるで普通の夫婦生活が始まったかのような光景が描かれます。
「えっ、なんで?」と思ったのも束の間、それは夢オチでした。
まさか蔦重の話で夢オチとは思わず、意外な展開に驚かされました。
将軍家の跡継ぎ事件、田沼さまに疑いの目が?
将軍家の跡継ぎが死んでしまう事件では、毒殺の疑いがかけられ、田沼さまが疑われるという流れに。
陰謀めいた空気が漂い、一気に緊張感が高まります。
白眉毛、衝撃の最期
石坂浩二さんが演じる“白眉毛”が、最後に首を絞められて殺されるという、まさかの展開で物語は幕を閉じます。
これでおそらく、田沼さまがさらに疑われる方向へ話が進むのだろうなと思いました。
白眉毛の評価と田沼さまの関係性
途中、白眉毛が田沼さまを追い詰めるのかと思いきや、白眉毛は白眉毛。
「こんなヘマをするはずがない」と、田沼さまをライバルとして高く評価していたことにも驚かされました。
二人の間に生まれたわずかな雪解けのような空気。その直後に訪れる白眉毛の最期は、印象的な転換点となりました。
エンディングの幕引きは生田斗真くん
エンディングでは、生田斗真くんが登場。
物語の幕を引くのは彼なのだろうなと感じさせる、静かなラストシーンでした。
「さらば源内」の予告とその意味
次回予告には「さらば源内」というテロップが。
「ネタバレや〜〜〜ん」と思いつつ、源内先生のことも少し触れておきます。
源内先生と田沼さまの出会いが、走馬灯のように描かれ、「ああ、いよいよ彼らも退場なのか…」としみじみと思わされました。
とはいえ、大河ドラマとしてはまだ前半。これで終わるわけにはいきません。
杉田玄白と『解体新書』の真実
ここで登場するのが、『解体新書』で知られる杉田玄白。
この書物は、実は女郎たちの最期とも深く関わってきます。
第1話で処刑された女郎の遺体が、実はその解剖に使われていたのです。
杉田玄白の『解体新書』が非常に正確だったのは、実際に遺体を解剖したからにほかなりません。
しかも、この解剖は幕府と正式に掛け合って許可を得たうえで行われており、それゆえ出版も可能だったのです。
後半への期待と今後の展開
大河ドラマの後半では、こういった歴史の裏側や人物たちの交錯が、さらに丁寧に描かれていくのではないかと期待しています。
田沼さま、源内先生、杉田玄白——それぞれの運命がどう描かれていくのか、目が離せません。
各話リスト

今までのお話の感想を書いています。
たまに蘊蓄も追加しています。
よろしかったらどうぞ。
第1話「ありがた山の寒がらす」
第2話「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸」
第3話「千客万来『一目千本』」
第4話「『雛形若菜』の甘い罠」
第5話「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」
第6話「鱗(うろこ)剥がれた『節用集』」
第7話「好機到来『籬(まがき)の花』」
第8話「逆襲の『金々先生』」
第9話「玉菊燈籠恋の地獄」
第10話「『青楼美人』の見る夢は」
第11話「富本、仁義の馬面」
第12話「俄(にわか)なる『明月余情』」
第13話「お江戸揺るがす座頭金」
関連書籍一覧

ドンドン追記していきます。
私も精読中。
また、感想の方も上げて行きますのでお楽しみに!