
この巻は私にとっても全編を通じて一番大好きなシャロン博士の言葉が出てきます。
目次からジャンプできます。
じゃんけんで決まった閉鎖環境試験の最終課題
閉鎖環境での最終課題は、二人を選出するというものでした。しかし、その方法はなんとじゃんけんで決めるというものでした。
最終的にじゃんけんに勝ったのは新田とせりかさん。
ムッタのチームは、とてもいい形で終了することができました。
ここで残った二人が、必ずしも宇宙飛行士になれるわけではなく、選ばれなかった人が宇宙飛行士になれないわけでもありません。
この選ぶ過程も含めて、JAXA側の審査対象なのです。
宇宙空間では命の選択という非情な決断を迫られる現実もありますが、それは人を蹴落とすということではないのですね。

ムッタの親友のケンジも、この時点では残っていません。
2026年の現実世界でも広がる民間宇宙飛行士の可能性
ムッタのチームで一緒だった「やっさん」は、背が低いことをコンプレックスにしています。
宇宙服のサイズが合わないため、宇宙飛行士の募集条件すら満たしていませんでした。
しかし、伸縮型の宇宙服が開発されたことで、やっさんも募集条件を満たせるようになったのです。
やっさんは、この宇宙服を開発した馬場先生のもとを訪れます。
そこで馬場先生自身も背が低いことが判明し、やっさんにもまだ可能性があることが示されます。

面白いことに、これは民間の宇宙飛行士にも可能性があるという話でもあります。
ずっと後の話になりますが、やっさんは本当に民間の宇宙飛行士としての可能性が出てきます。
2026年現在、現実の世界でもSpaceXなどの民間宇宙開発企業が誕生し、上場する企業まで登場しています。
日本でも同じような企業が次々と生まれ、民間の宇宙飛行士が誕生する可能性もあるでしょう。

このエピソードも現実とリンクしていて、とても興味深いものです。
シャロンの名言「どっちが楽しいか」で決めなさい
じゃんけんで決めるという一見、荒唐無稽な方法ですが、これもシャロンから教わったことでした。
チームの中から二人を決めるとなれば、どうやっても公平ではなく、誰もが納得できる方法でもありません。
なぜなら、みんなが宇宙飛行士になりたいからです。
ここで諦められるくらいなら、最初からチャレンジなどしません。
だからこそのじゃんけんだったのですが、ムッタがそう提案できた背景には、シャロンの言葉がありました。
迷ったときはね。「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ。日が暮れちゃうわ。
では、どうすればいいのか。
考え込むムッタに、シャロンは頭で考えるのではなく、自分の心に問いかけるようアドバイスします。
ここでシャロンの名言です。
「どっちが楽しいか」で決めなさい

この言葉は、私にとっても大切な言葉になりました。
自分の良心に反していないか。
そもそも、それは自分にとって本当に楽しいことなのか。
私にとっても、判断に迷ったときの大切な指標になっています。
テレビアニメ『宇宙兄弟』まとめ

NASA・JAXAの全面協力で制作された伝説的な作品です。
JAXAの宇宙飛行士は実名で登場します。
宇宙飛行士本人の登場も話題になりました。
エンディングテーマの後には宇宙関係の写真が紹介されるお楽しみ企画もありました。
| 話数 | 放送日 | 内容 |
|---|---|---|
| 第1~13話 | 2012年4~6月 | 宇宙飛行士選抜試験編 |
| 第14~31話 | 2012年7~11月 | 二次試験・閉鎖環境試験編 |
| 第32~51話 | 2012年11月~2013年4月 | 宇宙飛行士候補生編 |
| 第52~75話 | 2013年4~10月 | NASA訓練・ヒビト編 |
| 第76~99話 | 2013年10月~2014年3月 | 月ミッション・帰還編 |
放送期間
- 放送開始:2012年4月1日
- 放送終了:2014年3月22日
- 話数:全99話
- 放送局:読売テレビ・日本テレビ系列

約2年間にわたって放送されました。
大人気作品でした。
原作では19巻までです。
また、アニメ化されて原作の最終回まで制作してほしいです。
皆さんのエールをお願いしたいです。
最後に宇宙兄弟の歴史をチェック
| 年月日 | 出来事 | 備考 |
|---|---|---|
| 1969年7月20日 | アポロ11号が月面着陸 | 『宇宙兄弟』の物語全体の原点となる歴史的出来事。 |
| 1993年10月28日 | 南波六太(ムッタ)誕生 | さそり座。同日、ドーハの悲劇が起こる。 |
| 1996年9月17日 | 南波日々人(ヒビト)誕生 | おとめ座。同日、野茂英雄投手がMLBでノーヒットノーランを達成。 |
| 2006年7月 | 幼いムッタとヒビトがUFOを目撃 | 「二人で宇宙飛行士になる」と約束した運命の日。 |
| 2025年5月 | ムッタが会社を辞め、JAXA宇宙飛行士選抜試験へ挑戦 | 『宇宙兄弟』本編が本格的に始まる。 |
| 2026年(作中) | ヒビトが日本人初の月面着陸を達成 | ムッタも宇宙飛行士として宇宙へ飛び立つ。 |
| 2026年(現実) | 『宇宙兄弟』連載完結 | 約19年間続いた連載が幕を閉じる |

原作が完結した2026年がムッタがJAXAの宇宙飛行士になってヒビトが月面着陸した年になりました。
現実の世界では2026年時点では日本人の月面着陸はまだですが、近い将来実現することを願っています。

