いよいよ和泉式部が登場します。
ものすごい美女かと思えば、普通の方でした😲
干ばつの雨乞いでとうとう安倍晴明が???
為時パパは道長の長男の家庭教師で生計を立てるようです。
そして、まひろは道長の訪問を受けます。
(30)つながる言の葉
初回放送日:2024年8月4日
夫の死から三年、まひろ(吉高由里子)は四条宮の女房達に和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていた。ある日、そこに歌人のあかね(泉里香)がやってくる。自由奔放なあかねに、どこか心ひかれるのだった。その頃、宮中では「枕草子」が流行していた。「枕草子」を読んでは亡き定子(高畑充希)を思う一条天皇(塩野瑛久)。道長(柄本佑)は気をもみ、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に相談すると…
まひろが先生になる
公任夫人の勉強会に指南役のまひろ。
その勉強会にはとうとう和泉式部が登場します。
ものすごいエロ全開!
色気ありまくり!
…と思っていたのですが、そうでもなかったです。
和泉式部(あかね)は、そんなにエロくなくて残念…。
平安の情熱の歌人、宮廷スキャンダルの主役の和泉式部なのですが、エロさが思いのほか足りません。
和泉式部は「あかね」という名前でこの大河には今後も呼ばれるようです。
夏の暑いさなかの登場なので「薄い単衣」を着ているという事になっています。
これがいわゆる「シースルー」な訳です。
大河ドラマではきちんと着物を着た上でのシースルーとなっていますね。
本来なら肌に直接シースルーを着ているというのがこの時代の単衣の着方です
ですが、この単衣っていうのも家でくつろいでいる時に着るのが普通なので、お呼ばれの際や他に人がいるときに着るような服装ではありません。
この時点で「非常識」感を出したかったのだと思いますが、大河ドラマではそこまでの演出はありませんでした。
本当なら、肌の上にシースルー1枚という演出をしたかったのだと思いますが、大人の事情で無理だったようです。
シースルーってあったのか?
ここで本当にシースルーの単衣なんてあったのかと源氏物語の中に出てきます。
「空蝉」の話の中に、空蝉とその義理の娘と囲碁をするシーンで「肌も見える単衣」を着ています。
これは意外に扉絵に描かれる事も多くて初めて観た人はびっくりすると思います。
安倍晴明・命がけの祈祷
干ばつが続くために安倍晴明への祈祷を依頼する道長。
実はこの時には安倍晴明は引退していたのです。
でも、後輩の陰陽師たちには雨を降らせるだけのパワーがありません。
引退し、老齢となった安倍晴明に祈祷をしろというのは鞭打つ所業ですが、それ以外に手はありません。
この時点で安倍晴明はいったいいくつだったんだろうと思いますが、何と80歳を超えています。
80歳を超える高齢のなか祈祷し、本当に大雨を呼び起こします。
安倍晴明は倒れます。
(この時点で絶命はしていません)
安倍晴明、80歳を超えて命がけの祈祷をする
まひろを訪れる道長
自分の娘の中宮彰子に箔をを付ける必要があった道長はまひろを訪ねます。
まひろの書く物語が少しずつ評判になっていたので、これを利用しようとしての事です。
既に清少納言の枕草子が評判になっています。
枕草子は帝にとっても亡くなった皇后定子の大切な思い出。
その一条天皇に自分の娘に注目させるために、まひろの物語を読ませるために…。
道長はまひろをスカウトしに来たのです。
ここで本編は終わります。
道長はお忍びできたと思われ、茶色の直垂を着ています。
それはまるで為時パパとお揃いで人目につかぬように来たことが推察される様子でした。
紀行:和泉式部の最後の地?
圓教寺(兵庫県姫路市)
貴船神社(京都府京都市)
和泉式部の最後を過ごしたのではないかと言われる圓教寺(兵庫県姫路市)が紹介されました。
面白いのは貴船神社(京都府京都市)です。
縁結びの神様として有名になっています。
光る君へ~第29回~母として⇐前の回
放送リスト
第1回「約束の月」 – 2024年1月7日
第2回「めぐりあい」 – 2024年1月14日
第3回「謎の男」 – 2024年1月21日
第4回「五節の舞姫」 – 2024年1月28日
第5回「告白」 – 2024年2月4日
第6回「二人の才女」 – 2024年2月11日
第7回「おかしきことこそ」 – 2024年2月18日
第8回「招かれざる者」 – 2024年2月25日
第9回「遠くの国」 – 2024年3月3日
第10回「月夜の陰謀」 – 2024年3月10日
第11回「まどう心」 – 2024年3月17日
第12回「思いの果て」 – 2024年3月24日
第13回「進むべき道」 – 2024年3月31日
第14回「星落ちてなお」 – 2024年4月7日
第15回「おごれる者たち」 – 2024年4月14日
第16回「華の影」 – 2024年4月21日
第17回「うつろい」 – 2024年4月28日
第18回「岐路」 – 2024年5月5日
第19回「放たれた矢」 – 2024年5月12日
第20回「望みの先に」 – 2024年5月19日
第21回「旅立ち」 – 2024年5月26日
第22回「越前の出会い」 – 2024年6月2日
第23回「雪の舞うころ」 – 2024年6月9日
第24回「忘れえぬ人」 – 2024年6月16日
第25回「決意」 – 2024年6月23日
第26回「いけにえの姫」 – 2024年6月30日
第27回「宿縁の命」 – 2024年7月14日
第28回「一帝二后」 – 2024年7月21日
第29回「母として」 – 2024年7月28日
第30回「つながる言の葉」 – 2024年8月4日
第31回「月の下で」- 2024年8月18日
第32回「誰がために書く」- 2024年8月25日
第33回「式部誕生」- 2024年9月1日
第34回「目覚め」-2024年9月8日
第35回「中宮の涙」-2024年9月15日
第36回「待ち望まれた日」-2024年9月22日
第37回「波紋」-2024年9月29日
第38回「まぶしき闇」-2024年10月6日
第39回「とだえぬ絆」-2024年10月13日
第40回「君を置きて」-2024年10月20日
第41回「揺らぎ」-2024年10月27日
第42回「川辺の誓い」-2024年11月3日
第43回「輝きののちに」-2024年11月10日
登場人物が書いた本
源氏物語
ネット配信はこちら
キャスト一覧
主要キャスト一覧
まひろ/紫式部 (むらさきしきぶ) 吉高 由里子
藤原 道長 (ふじわらのみちなが) 柄本 佑
藤原 為時 (ふじわらのためとき) 岸谷 五朗
ちやは 国仲 涼子
藤原 惟規 (ふじわらののぶのり) 高杉 真宙
藤原 兼家 (ふじわらのかねいえ) 段田 安則
時姫 (ときひめ) 三石 琴乃
藤原 道隆 (ふじわらのみちたか) 井浦 新
藤原 道兼 (ふじわらのみちかね) 玉置 玲央
藤原 詮子 (ふじわらのあきこ) 吉田 羊
高階 貴子 (たかしなのたかこ) 板谷 由夏
ききょう/清少納言 (せいしょうなごん) ファーストサマーウイカ
安倍 晴明 (あべのはるあきら) ユースケ・サンタマリア
源 倫子 (みなもとのともこ) 黒木 華
源 明子 (みなもとのあきこ) 瀧内 公美
藤原 実資 (ふじわらのさねすけ) 秋山 竜次
藤原 公任 (ふじわらのきんとう) 町田 啓太
藤原 斉信 (ふじわらのただのぶ) 金田 哲
藤原 行成 (ふじわらのゆきなり) 渡辺 大知
源 俊賢 (みなもとのとしかた) 本田 大輔
源 雅信 (みなもとのまさのぶ) 益岡 徹
藤原 穆子 (ふじわらのむつこ) 石野 真子
藤原 頼忠 (ふじわらのよりただ) 橋爪 淳
藤原 宣孝 (ふじわらののぶたか) 佐々木 蔵之介
藤原 定子 (ふじわらのさだこ) 高畑 充希
藤原 彰子 (ふじわらのあきこ) 見上 愛
藤原 伊周 (ふじわらのこれちか) 三浦 翔平
円融天皇 (えんゆうてんのう) 坂東 巳之助
花山天皇 (かざんてんのう) 本郷 奏多
一条天皇 (いちじょうてんのう) 塩野 瑛久
直秀 (なおひで) 毎熊 克哉
赤染衛門 (あかぞめえもん) 凰稀 かなめ
乙丸 (おとまる) 矢部 太郎
百舌彦 (もずひこ) 本多 力
いと 信川 清順
藤原 道綱 (ふじわらのみちつな) 上地 雄輔
藤原 寧子 (ふじわらのやすこ) 財前 直見
藤原 隆家 (ふじわらのたかいえ) 竜星 涼
さわ 野村 麻純
絵師 (えし) 三遊亭 小遊三
藤原 忯子 (ふじわらのよしこ) 井上 咲楽
藤原 義懐 (ふじわらのよしちか) 高橋 光臣
三条天皇 (さんじょうてんのう) 木村 達成
藤原 顕光 (ふじわらのあきみつ) 宮川 一朗太
朱 仁聡 (ヂュレンツォン) 浩歌
周明 (ヂョウミン) 松下 洸平
藤原賢子(ふじわらのかたこ)南 沙良
あかね / 和泉式部(いずみしきぶ)泉 里香
敦康親王(あつやすしんのう)片岡千之助
双寿丸(そうじゅまる)伊藤健太郎
スタッフ一覧
脚本 : 大石静
語り : 伊東敏恵
副音声解説 : 宗方脩
タイトルバック映像 : 市耒健太郎
題字・書道指導 : 根本知
制作統括 : 内田ゆき、松園武大
プロデューサー : 大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー : 川口俊介
演出 : 中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう、原英輔、佐原裕貴 ほか
時代考証 : 倉本一宏
風俗考証 : 佐多芳彦
建築考証 : 三浦正幸
芸能考証 : 友吉鶴心
平安料理考証 : 井関脩智
所作指導 : 花柳寿楽
衣装デザイン・絵画指導 : 諫山恵実