鬼滅の刃～柱稽古編～最終話（第八話）～柱・結集

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鬼滅の刃~柱稽古編はコミックで15巻、16巻のアニメ化になります。

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鬼滅の刃 15

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吾峠呼世晴集英社 2019年04月04日

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吾峠呼世晴集英社 2019年07月04日

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お館様 VS　鬼舞辻無惨

鬼舞辻無惨は産屋敷耀哉（お館さま）の目の前に現れます。
産屋敷耀哉はもう目が見えません。
鬼舞辻無惨がどういう姿かを付き添っていた妻の「あまね」が詳しく説明をします。

自分の眼の前に来た鬼舞辻無惨に産屋敷耀哉は無惨と自分が同じ一族であった事を語り始めます。
もう1,000年も生きている無惨からすれば、「血の濃さは薄れているだろうけれど」と前置きをしながら…。

お館様の先祖は1,000年前からみんな早死にしてしまう。
その理由は一族から鬼を出してしまったからだと分かります。
これが鬼舞辻無惨だったのです。
その呪いのような運命が産屋敷家の人間を短命に追い込んでいたのです。

これを回避するためには鬼を倒すために心血を注ぐことが必要となったのです。
そして、もう一つ神職の一族から妻をもらう事で少しばかりの命は長らえる事になるとアドバイスされます。
それでも30歳まで生き延びるものはいなかったのです。

産屋敷家はお館様で97代目です。
１代に付き10年くらいです。
若くして亡くなってしまっています。
その間、鬼舞辻無惨は1,000年間一人で生き続けました。

鬼舞辻無惨を倒したいために彼はここまで生き延びてきました。
医者からは「もう数日しか持たない」と言われてから半年も生き延びています。
それはただ鬼舞辻無惨を倒したいというその一心からでした。

「永遠」の意味を語りだします。
お館様は「人の思い」だと言います。
1,000年の間、鬼殺隊は途切れた事がありませんでした。
それは人の気持ちが繋いできたからです。

若くして倒れても次々に人の思いが繋いできたのです。
鬼殺隊がなくなる事はなくずっとつながってきたのです。

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鬼舞辻無惨は「許されていない」

無惨は自分は「それでも許されている」から何のお咎めもない、自分は元気で生きているという事を言いますが、お館様はそんな鬼舞辻無惨に「許されていない」と落ち着いた声で言います。
そして、長い間、話を聞いてくれた無惨に礼を言います。

無惨は自分の力でお館様を殺そうとした瞬間、産屋敷邸は爆破します。
妻のあまね、二人の娘もいるのにお館様は無惨を巻き込んで爆破したのです。

無惨は簡単に死なない

不意を突かれた鬼舞辻無惨は手足が吹っ飛び、内臓も破裂し、顔も骸骨だけになるくらいのありさまでした。
でも、その凄まじい再生能力ですぐに立てるほどになります。

お館様の覚悟には無惨も驚くほどでした。
この爆破で死んだのはお館様自身だけではなくて妻も二人の娘も巻き込んだからです。
妻や娘たちは知っていたのかと一瞬頭をよぎりますが、すぐに打ち消します。
他にも何かあるはずだと…。

危機を知った柱たちが自分の元へ向かっているのは感じ取りました。
でも、それだけではないはずです。
再生を少しでも遅らせるように爆弾の中にはマキビシも入っているのです。
あたりを見回している時に自分の足元に珠世の姿があるのを見つけます。

珠世は鬼舞辻無惨に対して拳を突きつけていました。
無惨はその拳を吸収して笑いますが、珠世は無惨を「人間に戻す薬」を打ち込んでいたのです。

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珠世の恨み

無惨によって鬼にされた珠世は自分自身で我が子と我が夫を食い殺してしまったのです。
それだけでなく、他の多くの人を食い殺してしまいました。
これは人間であった当時、病気で余命いくばくもなかった珠世。
子供の成長を見届けてから死にたいという思いを利用されて無惨に鬼にされたのです。
つまり、生き延びるために鬼になった珠世は完全に無惨に騙されていたのです。
自分が食い殺してしまったのは間違いないものの、そう仕向けたのは無惨なのです。

悲鳴嶼さん、お願いします！

珠世は自分の拳が無惨に吸収された事を確認すると
「悲鳴嶼さん、お願いします！」と叫びます。

ここでお館様から事前に計画を知らされていたのは岩柱・悲鳴嶼だったという事が分かります。
悲鳴嶼は一気に鬼舞辻無惨の首を斬りますが、無惨はすぐに再生します。

無惨は首を切っても死なないのです。

ですが、それは想定内の事でした。
お館様も無惨を倒すのは「日の光」のみだと思っていたのです。
ですから、無惨を朝日にさらすまで時間を稼ぐことが必要だと思っていたのです。

自分の爆死、少しでも再生を遅らせるためにマキビシを混入。
珠世に薬を打ち込ませる。
悲鳴嶼に無惨の首を斬らせる。

お館様自身の危機を知って柱が結集。
お館様の死を知って一気に士気が上がる。
ここまでお館様は考えていたのです。

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柱・結集

柱たちは一斉にお館様の屋敷に集合します。
集まった時は屋敷が爆発した後でした。
悲鳴嶼が無惨と対峙しているのを見て悲鳴嶼も
「無惨だ！やつは首を斬っても死なない」
柱たちと炭治郎は無惨だと認識した瞬間に一気に無惨に斬りかかりますが、その瞬間に無限城に飛ばされてしまいます。

この時点で無限城に飛ばされたのは他の一般の隊士たちもでした。
その中には伊之助、善逸、カナヲもいました。

決戦は無限城へ持ち越されます。

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お館様の思いと無惨

ここでお館様の鬼舞辻無惨への対処法をまとめておきたいと思います。
お館様は自分自身で鬼舞辻無惨を仕留める事が出来ない事は分かっていましたが、その起爆剤にはなれる事は分かっていました。

無惨との一見無駄話であるかと思えるような長い話の中でお館様は無惨の決定的な弱点に至ります。

無惨を消滅させたら鬼も全部いなくなる

お館様はそう考えていましたが、決定打は得られていませんでした。
無惨の反応で確信したお館様は自分自身と家族を巻き込んで屋敷ごと爆破したのです。

前もって知らされていたのは岩柱・悲鳴嶼行冥だけになりました。
他の柱たちは絶対に反対する事が目に見えていたからです。
悲鳴嶼だけが無駄死にしたくない、最後に一矢報いたいというお館様の思いを丸ごと受け止めたのです。

とはいえ、お館様もあと数日と言われてから半年も生きながらえたのです。
それは執念とも言えるものでした。

お館様はそもそも無惨について予想は立てていたのだと思います。
・首を斬るだけでは無惨は死なない
・無惨を滅する事が出来れば鬼を全部滅する事が出来る
・朝日が出るまでは時間稼ぎは必要

お館様の無惨討伐の計画

だからこそ、自分の爆死、珠世の薬、悲鳴嶼による首切りがあったとしても足らない事も予想していたという事なのです。
自分の異変を知って他の柱たちが駆けつける事も計算に入れたうえで自分の命を懸けたのです。

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柱が駆けつけるのは滂沱

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