光る君へ~ガイドブック後編~和泉式部登場か?

記事内に広告が含まれています。

いよいよ和泉式部登場か?ガイドブックにはその名前が!

「光る君へ」ガイドブック後編には衝撃の名前が載っていました。
「和泉式部」です。
皆さん、お待ちかねの情熱の歌人の名前が出てきました。

第30話。
藤原公任の屋敷での「和歌を学ぶ会」で色香を振りまきながらやってきた「あかね」という女性。
この女性がのちの「和泉式部」と呼ばれる歌人。

配役決定。
泉 里香(いずみ・りか)さん。
(2024年7月25日発表)

説明の中には夫がある身でありながら東宮の弟・為尊ためたか親王と恋に落ち、更にその弟の敦道あつみち親王と熱愛中。
何とその敦道親王からもらった「枕草子」の写本しゃほんをまひろに見せるのです。
そのうえで、まひろが書いた物語の方が面白いというシーンになる事が書かれています。

ちょっと説明しておくと和泉式部が恋に落ちた二人の親王はこの時点の東宮とうぐう居貞いやさだ親王の弟です。
居定親王と二人の親王のお母さんは道長のお姉さんで「超子」(ちょうしとおこ)という名前です。
(正確な読み方が伝わっていないために「ちょうし」または「とおこ」とされています)
道長のお姉さんには「詮子」というお姉さんがずっと出ていますが、その上のお姉さんが「超子」で早くに亡くなられています。
その超子の息子たちが東宮であり、和泉式部の恋のお相手の2人なのです。
朝廷の大スキャンダルでこの和泉式部が出てくることによって話は更にややこしくなることが必定なので出てこないのではと随分危惧されましたが、とうとう彼女の登場になるようです。

名前はあかね

大河ドラマでは通称の他にオリジナルの名前が与えられています。
紫式部はまひろ
清少納言はききょう
和泉式部はあかね
となります。
誰が配役になるかはまだ発表されていません。
ギリギリまでお楽しみのようです。
何だかサプライズ登場のようですね。
是非、彼女との絡みをたくさん出してほしいです。

無料トライアルあり。期間限定。 

☆源氏物語をコミックで

グレース
グレース

「あさきゆめみし」は新装版、豪華版、コミック版、文庫版など様々ですが、一番読みやすいのは新装版です。
源氏物語本編+宇治十帖のコミック化になります。
源氏物語の原作ですがタイトルは「あさきゆめみし」です。各巻の紹介と豪華特典の執筆陣も掲載しておきます。
是非、お手に取ってお読みください。

第1巻
 スペシャルインタビュー – 山岸凉子
 光源氏が父の妻である藤壺の宮に恋をするところから始まり、多くの女性との出会いを経て、ある少女と出会うまでの物語。
第2巻
 スペシャルインタビュー – よしながふみ
  光源氏が政敵の姫・朧月夜との密通が発覚。須磨への旅立ちと明石の上との出会いまでの物語。
第3巻
 スペシャル解説文 – 角田光代
 光源氏の恋愛模様と宮廷での権力争いの様子が描かれる。
第4巻
 スペシャル解説文 – 三浦しをん
 光源氏の新妻の不義や若き日の罪が明らか。最愛の妻との永遠の別れが描かれる。
第5巻
 スペシャル寄稿 – 青池保子
  光源氏の死後、息子や孫たちの世代へ。宇治での新たな恋愛模様が描かれる。
第6巻
 スペシャルインタビュー – 蜷川実花
 浮舟を巡る薫と匂の宮の愛の葛藤。次世代の恋愛がクライマックスを迎える。
第7巻
 スペシャルエッセイ – 大和和紀
 薫と匂の宮の激しい恋愛模様が描かれ、物語が完結する。

\全巻セット詳細はこちら/
【楽天市場】講談社 あさきゆめみし 1 新装版/講談社/大和和紀 | 価格比較 - 商品価格ナビ
...

☆現代語訳一覧

グレース
グレース

自分自身が読んだことがあるお勧め現代語訳です。
入手可能なものはリンクを貼っておきます。

田辺聖子版

全3巻を並べると一枚の絵のようにつながっています

現代文の口語体なのでとにかく読みやすいので今となっても一番人気があるのがこの翻訳です。
田辺聖子さんのオリジナルの口調もあり、「あさきゆめみし」の底本になっているとも言われているのがこのシリーズです。

上中下の全3巻。さらっと読めます。

光源氏ものがたり

田辺聖子による解説本は上下巻です。
源氏物語を読むにあたっての当時の風習や読み方など、面白いのは同時期の作家の皆さんとのこぼれ話などが随所に入っています。
紫式部がエロティックな描写をいかに書かないで表現したかなど面白い考察もたくさんあります。
2冊を読めば、源氏物語の全体像も見えてきます。

田辺聖子による解説本は上下巻2冊

谷崎潤一郎版

文豪・谷崎潤一郎の源氏物語。
長く入手困難本でしたが、大河ドラマを機に再販。
購入が可能になりました。
全5巻セットでどうぞ。
実は谷崎は「源氏の君」が大嫌いだそうです😅

全5巻セットでどうぞ

瀬戸内寂聴版

瀬戸内寂聴は99歳で天国に旅立つまで愛憎の作家でした。
何と全10巻。
エロティックな表現も面白いのですが、何と言ってもスピンオフの「藤壺」が話題をさらいました。
何と「若紫」で語られなかった源氏と藤壺の不義について書かれてたものがまるまる1冊に!

全10巻の装丁はとてもカラフルで綺麗です
スピンオフ「藤壺」は超話題作に

角田光代版

現在(2024年)で一番の新訳。
手に入りやすく、読みやすいという点では一番という感じがします。
単行本は全3巻。
文庫版は全7巻

文字が大きくて読みやすい印象です。全3巻セットをお勧めします

与謝野晶子版

近代の情熱の歌人と言えば、やはり与謝野晶子でしょう。
各物語の前に与謝野晶子自身の和歌が添えられているのがとてもオシャレです。
全5巻

長く読み継がれている現代訳です。版が途切れた事のない隠れたロングセラーと言って過言ではないと思います

☆ガイドブック一覧

本家のNHK出版からは「前編」「後編」「完全版」の3冊刊行予定です。
今のところは「前編」と「後編」になります。
あらすじだけでなく、舞台裏や役者さんたちのインタビュー。
美しい演出の裏話など盛りだくさんです。
コンピューターで駆使されている時代でありながら、意外にロケ地が全国展開なのもこの作品の特徴です。
ロケ地巡りにも良いかもしれません。

NHKからは「前編」と「後編」が発売中
解説本のお勧めはこちら

時代考証をされた倉本一宏先生による解説本もNHK出版から出ています。
ほとんどの登場人物の紹介がある事と史実に基づいた事を全面的に網羅しています。
文献によって違う見方がある事が興味深い点でした。
読み応えのある1冊になります。
振り仮名が多く、読みやすい構成になっています。
B4判 160ページ

登場人物自身が書いた本

御堂関白記 藤原道長

藤原道長本人が書いた記録。
プライベートな記録なので道長本人は廃棄してほしかったのにうっかり残ってしまったいわくつきの記録です。
光る君へ~御堂関白記
本編は数千ページに及ぶので解説本がおススメです。
466ページ。

【ちょこっと紹介】
藤原道長が書き綴った日記には、朝廷の機能不全や政治的な駆け引き、ごますり上手な武家の棟梁たちとの関係、道長政権の庇護者たちの動向、そして漢詩文の隆盛といった、多岐にわたる内容が含まれています。
また、2人の妻や親王誕生、金峰山参詣、息子の出家といった個人的な出来事も詳細に記されています。これらの記述を通じて、道長の素顔が生き生きと描かれています。
道長の日記を現代語訳することで、読者は平安時代の貴族社会や文化、政治の実情をより理解しやすくなります。

道長本人が書いた日記

小右記 藤原実資

道長と同じ時代に生きた藤原実資による記録
原典は何と61巻!
とても読み切れないのでこれも解説本をお勧めします。
784ページ!

【ちょこっと紹介】
藤原実資はその博識と知恵から「賢人右府」と呼ばれる。
彼の日記には藤原道長が詠んだ有名な和歌「此の世をば我世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」が収録。
63年間の記録。
現存する5463条の膨大な記事

大河ドラマでは「黒光る君」(くろびかるきみ)と呼ばれる藤原実資の日記はこちら

和泉式部日記

いよいよ和泉式部登場?詳細はこちら

『和泉式部日記』は、平安時代を代表する日記文学。
和泉式部と敦道親王との恋愛の詳細の記録。
約10か月にわたる恋愛の記録は、贈答歌を中心に三人称の自伝形式。
作者は和泉式部自身とする説が有力ですが、他作説も存在します。
総計147首の贈答歌。

情熱の歌人、和泉式部。彼女もまた道長の娘・彰子に仕えた人です。

この世をば 永井路子

⚠️本書は『光る君へ』の原作ではありません⚠️

『光る君へ』をさらに深く楽しむための必読書。
藤原道長の生涯を通じて、貴族社会の華やかさと権力争いの激しさを見事に描き出した長篇歴史小説。
大河ドラマとは違う視点がいっぱいあるので比較するのも面白いです。

この時代の時代小説と言えばこれ!
道長やその周辺の女性の本音は
「こうだったであろう」という妄想が非常に面白いです

人物像はコミックで

大河ドラマでは仲良しの紫式部(まひろ)と清少納言(ききょう)。
2人が相まみえる事になったら大河ドラマのように趣味の通じ合う友人になっていたのではないかと思います。
色々な本が出ていますが、2人の特徴をつかんでいるなと思ったのがこの2冊。

紫式部と清少納言の人物像はこの2冊が秀逸!

ネット配信はこちら

見逃し配信はこちらからどうぞ

キャスト一覧

主要キャスト一覧
まひろ/紫式部 (むらさきしきぶ)   吉高 由里子
藤原 道長 (ふじわらのみちなが)   柄本 佑
藤原 為時 (ふじわらのためとき)   岸谷 五朗
ちやは   国仲 涼子
藤原 惟規 (ふじわらののぶのり)   高杉 真宙
藤原 兼家 (ふじわらのかねいえ)   段田 安則
時姫 (ときひめ)   三石 琴乃
藤原 道隆 (ふじわらのみちたか)   井浦 新
藤原 道兼 (ふじわらのみちかね)   玉置 玲央
藤原 詮子 (ふじわらのあきこ)   吉田 羊
高階 貴子 (たかしなのたかこ)   板谷 由夏
ききょう/清少納言 (せいしょうなごん)   ファーストサマーウイカ
安倍 晴明 (あべのはるあきら)   ユースケ・サンタマリア
源 倫子 (みなもとのともこ)   黒木 華
源 明子 (みなもとのあきこ)   瀧内 公美
藤原 実資 (ふじわらのさねすけ)   秋山 竜次
藤原 公任 (ふじわらのきんとう)   町田 啓太
藤原 斉信 (ふじわらのただのぶ)   金田 哲
藤原 行成 (ふじわらのゆきなり)   渡辺 大知
源 俊賢 (みなもとのとしかた)   本田 大輔
源 雅信 (みなもとのまさのぶ)   益岡 徹
藤原 穆子 (ふじわらのむつこ)   石野 真子
藤原 頼忠 (ふじわらのよりただ)   橋爪 淳
藤原 宣孝 (ふじわらののぶたか)   佐々木 蔵之介
藤原 定子 (ふじわらのさだこ)   高畑 充希
藤原 彰子 (ふじわらのあきこ)   見上 愛
藤原 伊周 (ふじわらのこれちか)   三浦 翔平
円融天皇 (えんゆうてんのう)   坂東 巳之助
花山天皇 (かざんてんのう)   本郷 奏多
一条天皇 (いちじょうてんのう)   塩野 瑛久
直秀 (なおひで)   毎熊 克哉
赤染衛門 (あかぞめえもん)   凰稀 かなめ
乙丸 (おとまる)   矢部 太郎
百舌彦 (もずひこ)   本多 力
いと   信川 清順
藤原 道綱 (ふじわらのみちつな)   上地 雄輔
藤原 寧子 (ふじわらのやすこ)   財前 直見
藤原 隆家 (ふじわらのたかいえ)   竜星 涼
さわ   野村 麻純
絵師 (えし)   三遊亭 小遊三
藤原 忯子 (ふじわらのよしこ)   井上 咲楽
藤原 義懐 (ふじわらのよしちか)   高橋 光臣
三条天皇 (さんじょうてんのう)   木村 達成
藤原 顕光 (ふじわらのあきみつ)   宮川 一朗太
朱 仁聡 (ヂュレンツォン)   浩歌
周明 (ヂョウミン)   松下 洸平
藤原賢子(ふじわらのかたこ)南 沙良
あかね / 和泉式部(いずみしきぶ)泉 里香
敦康親王(あつやすしんのう)片岡千之助
双寿丸(そうじゅまる)伊藤健太郎

スタッフ一覧

脚本 : 大石静
語り : 伊東敏恵
副音声解説 : 宗方脩
タイトルバック映像 : 市耒健太郎
題字・書道指導 : 根本知
制作統括 : 内田ゆき、松園武大
プロデューサー : 大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー : 川口俊介
演出 : 中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう、原英輔、佐原裕貴 ほか
時代考証 : 倉本一宏
風俗考証 : 佐多芳彦
建築考証 : 三浦正幸
芸能考証 : 友吉鶴心
平安料理考証 : 井関脩智
所作指導 : 花柳寿楽
衣装デザイン・絵画指導 : 諫山恵実

関連リンク

放送リスト

第1回「約束の月」 – 2024年1月7日
第2回「めぐりあい」 – 2024年1月14日
第3回「謎の男」 – 2024年1月21日
第4回「五節の舞姫」 – 2024年1月28日
第5回「告白」 – 2024年2月4日
第6回「二人の才女」 – 2024年2月11日
第7回「おかしきことこそ」 – 2024年2月18日
第8回「招かれざる者」 – 2024年2月25日
第9回「遠くの国」 – 2024年3月3日
第10回「月夜の陰謀」 – 2024年3月10日
第11回「まどう心」 – 2024年3月17日
第12回「思いの果て」 – 2024年3月24日
第13回「進むべき道」 – 2024年3月31日
第14回「星落ちてなお」 – 2024年4月7日
第15回「おごれる者たち」 – 2024年4月14日
第16回「華の影」 – 2024年4月21日
第17回「うつろい」 – 2024年4月28日
第18回「岐路」 – 2024年5月5日
第19回「放たれた矢」 – 2024年5月12日
第20回「望みの先に」 – 2024年5月19日
第21回「旅立ち」 – 2024年5月26日
第22回「越前の出会い」 – 2024年6月2日
第23回「雪の舞うころ」 – 2024年6月9日
第24回「忘れえぬ人」 – 2024年6月16日
第25回「決意」 – 2024年6月23日
第26回「いけにえの姫」 – 2024年6月30日
第27回「宿縁の命」 – 2024年7月14日
第28回「一帝二后」 – 2024年7月21日

「光る君へ」記事一覧

光る君へ
...