BS12日曜アニメ劇場で放送時の感想です。
2023年12月17日放送
有名な話なので読んでくださっている方が知っているという前提で書いていきます。
逆襲のシャア
こんなに有名な話なのにキチンと観たのは初めてかもしれない作品です。
小説化、ダイジェスト版、特集などでさんざん観ているのでストーリーの全般は知っているものの何となく観るチャンスがなかったんでしょうね。
「逆襲のシャア」もうタイトルでネタバレかもしれません。
ガンダム・シリーズでのアムロともう一人の主人公と言って良い「シャア・アズナブル」がネオ・ジオンの首領として新たな戦いが始まる話です。
結局はシャアとアムロがこの作品で命を絶ったか否かという議論が一番有名な話かもしれませんね。
ハサウェイとクェス
この作品のヒロインはクェス・パラヤです。
ブライト・ノアの息子のハサウェイと同じシャトルに乗った事から交流が始まります。
これが今にすれば「終わりの始まり」ですね。
この後クェスは戦死して、クェスに恋心を抱いていたハサウェイはその後、「閃光のハサウェイ」で政府に反対する地下組織のリーダーとなって終焉を迎えるわけです。
この後のストーリーを知っていると、「ああ、この時にシャトルに乗らなければ…」って思ったりしました。
シャトルに乗って宇宙に出るときのチケットは1席しか取れませんでした。
この時にハサウェイを宇宙に送ったのは母親のミライ・ノアでしたが、きっとミライさんもハサウェイを宇宙に出した事を死ぬほど後悔したんだろうなと思います。
「逆襲のシャア」から「閃光のハサウェイ」は数年の出来事ですからね。
何とも辛い話です。
クェスとハサウェイは同情したよしみで仲良くなります。
シュミレーションでのモビルスーツの戦いも二人とも好成績です。
アムロ・レイはもっとすごかった。
いきなり実戦だった事も二人とも知っています。
だから、もっと上を目指す気持ちに二人とも向いてしまいます。
それがすぐに二人とも実戦配備されるきっかけになってしまったのですから。
チェーン・アギ
アムロの恋人でメカニックのチェーンはスカートです。
およそ仕事をする体制ではないけれど、メカニックとしては優秀という設定。
アムロ側は戦争時の捌け口くらいにしか思っていないようですね。
ガンダムは裏設定でこういう性の事に関してつまびらかな設定があります。
そりゃ、年相応の青少年が戦争に出ているのですからそうなりますね。
ナナイ・ミゲル
シャアの恋人はナナイです。
彼女の声が榊原良子さんですね。
榊原さんはハマーン・カーン役もやっていた声優さんです。
ハマーンもかつてはシャアの恋人だったけれど、敵対したという設定もあったように思います。
シャアも手広いというか、そういう見方をすると面白いものです。
ナナイは公私ともにシャアのパートナーのような描き方をされますが、クェスに嫉妬するようなシーンが面白いですね。
結局のところ、アムロとシャアは死んだのか?
私はアムロとシャアは死んだと思っています。
あれで、生きていたらいくらアニメでも話の辻褄が合いません。
その後のストーリーにも出てきませんから。
北爪ガンダム
キャラクターが全体的にテレビアニメシリーズと違う感じがするのはキャラクターデザインが安彦良和さんから北爪宏幸さんになっています。
北爪さんはエルガイムも手掛けた方で当時はとても人気のあった方です。
私もこの人の書く絵が大好きでした。
ジオンの後継と言いながら
この作品の肝はシャアの演説だと思います。
ここだけ切り取られて色んな所で観る事が出来るので知る人は多いでしょう。
ジオンの後継者であると言いながらキャスバル・ダイクンではなくてシャア・アズナブルなんだなあと思いながら観ていました。
ララァが一番
結局は亡くなったララァに勝てないのか?
アムロもシャアも思い起こすのはララァの事ばかり。
似た者通しの二人が同じ女性に惹かれたという事なのでしょうね。
色んな人の色んな思いがある作品ですね。
時が流れて今、観ると違う思いが出て来るのかな?
あなたの感想も聞かせてください。