となりのトトロ（1988年作品）地上波放送感想

副音声の元気な声

地上波放送されるたびに何となく観ている「となりのトトロ」
副音声があるという事で何となく視聴していました。
全く気が付かずに聞いていたのですが、最後に「アイパートナーは水谷優子でした」という言葉に滂沱。

水谷さんはちびまる子ちゃんのお姉ちゃん役で知られた人です。
天国に行かれたのはいつだっただろうと思うと2016年でした。
51歳でした。
今回の副音声はアーカイブです。
ライブラリー音声なんて言われ方もします。
2024年放送でも使用されているものはギリギリでも2016年です。
もう最低でも8年前の録音だという事です。
元気で明るくて分かりやすい素敵な副音声でした。
私は今回初めて聞いたのですが、素晴らしかったです。
「分かりやすくて元気で良いなあ」と思っていた最後に水谷優子さんだと知ってその言葉だけで涙が出てしまいました。

トトロの声はムーミンパパ

ひょっとしたら今までスルーしていたかもしれません。
トトロの声ってムーミンパパの高木均さんだったんですね。
そう思うと、もうトトロの声はムーミンパパにしか思えません。
不思議なものですね。
あの深い深呼吸もすべてムーミンパパに思います。
安心感のあるあのどよめきはムーミンパパだったんですね。

ネコバスは龍田直樹さん

ネコバスの声も声優さんが演じられています。
この龍田直樹さんはドラゴンボールのウーロン役でも有名ですが、「話をする動物の声」と言えば龍田さんだというのが特徴のように思います。
非常に多作の方なのでそれに限った事ではないのですが、「よくしゃべる面白いオウムが出てきたら龍田さんだ!」と思ったら大当たりだったという事があります。

カンタが面白かった

今回、何となく気になったのはカンタですね。
あんまり気にしていなかったキャラクターですが、面白いですね。
サツキが好きなんだなあと思いました。
サツキとメイの為に傘を貸して自分はずぶぬれになって帰ります。
カンタのお母さんには「傘を忘れた」と適当な事をいう訳ですが、サツキが傘を返しに来たことですぐにバレてしまいます。
傘を貸した事も嬉しかったし、その傘をわざわざサツキが返しに来てくれたことも嬉しかったようでした。

サツキの為に一生懸命走り回るカンタの後日談もちょっと知りたいなと思いましたね。

エンディングは実はハッピーエンド

エンドテロップは見逃しがちですが、トトロのエンディングは井上あずみさんの「となりのトトロ」が流れる中で後日談が少し描かれます。
お母さんが退院してお母さんとサツキとメイが一緒にお風呂に入ります。
そして、トトロのとの交流もちょっとだけあるようです。
このエンディングを見逃す人もいるようで、どうぞ良かったらご確認くださいね。

スタッフ&キャスト

監督: 宮崎駿
脚本: 宮崎駿
作画監督: 佐藤好春
美術監督: 男鹿和雄
音楽: 久石譲
プロデューサー: 鈴木敏夫
アニメーション制作: スタジオジブリ

草壁サツキ – 日髙のり子
草壁メイ – 坂本千夏
草壁タツオ（お父さん） – 糸井重里
草壁ヤス子（お母さん） – 島本須美
トトロ – 高木均
ネコバス – 龍田直樹
カンタのばあちゃん – 北林谷栄
大垣勘太（カンタ） – 雨笠利幸
カンタの母 – 丸山裕子
カンタの父 – 広瀬正志
学校の先生（森山玲子） – 鷲尾真知子
ミチ子（ミッちゃん） – 神代智恵
草刈り男 – 千葉繁
本家のおばあちゃん – 鈴木れい子
農作業車を運転していた男 – 中村大樹
農作業車に乗っていた女（リョウコちゃん） – 水谷優子
郵便配達員 – 西村智博
バスの車掌 – 平松晶子
女の子 – 大谷育江
女の子 – TARAKO
入院患者 – 石田光子

歴代視聴率
1989年4月28日: 21.4%（初回放送）
1990年3月30日: 23.2%（最高視聴率）
1991年7月12日: 20.3%
1994年7月15日: 22.2%
1995年12月22日: 18.1%
1998年6月26日: 21.7%
2000年6月23日: 21.1%
2002年8月2日: 20.9%
2004年7月23日: 23.0%
2006年7月28日: 22.5%
2008年7月18日: 17.6%
2010年7月23日: 20.2%
2012年7月13日: 18.3%
2014年7月11日: 19.4%
2016年11月4日: 14.2%
2018年8月17日: 14.0%
2020年8月14日: 16.5%
2022年8月19日: 13.7%
2024年8月23日: 13.4％