カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし「隈研吾さんと“家”のはなし」

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「隈研吾さんと“家”のはなし」 - カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし
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カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし
「隈研吾さんと“家”のはなし」
初回放送日: 2022年10月20日

イエコさん

87歳の角野栄子さん。
ルーマニアで観た変わった窓を「にらみ窓」と名付けて「イエコさん」というキャラクターを生み出してしまいます。
イエコさんは誰も住まなくなった家なのですが、そばに寄ってくる動物や人を飲み込んでエクササイズします。

グレース
グレース

この絵本は現在、絶版になっていますが、図書館で借りる事が出来ます。
古本も少し高価になっていますので図書館でどうぞ。
ただし、家が人を飲み込むので子供によってはトラウマになってしまう事もあるそうです。
怖がりのお子さんにはちょっと注意なさった方が良いと思います。

角野栄子児童文学館

隈研吾さん設計によるによる児童文学館が出来ます。
東京に「江戸川区角野栄子児童文学館」です。
館内には「魔女の宅急便」の主人公キキが暮らすコリコの街も再現されます。
壁の色は勿論イチゴ色です。

グレース
グレース

イチゴ色は角野栄子さんのお気に入りの色です。
赤でも、ピンクでもなくイチゴ色です。
2023年秋オープン予定

隈研吾さんと”家”のはなし

娘さんと一緒に選んだ黄色のワンピースで世界的な隈研吾さんに会いに行きます。
憧れの建築事務所だという角野栄子さん。
隈研吾さんの机を不意打ちで見せてもらう事に成功します。
意外に手書きで書かれている事が多いようです。
広い所よりも狭い所で仕事をする方が効率も良いそうです。

東京だけでも250人のスタッフが働く事務所。
模型なども繊細に作られています。

角野栄子さんは設計にも興味がおありのようで、自分自身の「終の住み家」を模索しているようです。
20件以上、自分でイラストを描いて設計をされています。

服は何着いるかとかティーカップは2客で良いかなとか想像しながら…。
その設計を見て隈研吾さんも年を取ったら小さな家が良いと言います。
何か手が届くところが良いとおっしゃいます。

イエコさんの絵本を見てもらうと角野栄子さんが「にらみ窓」と言っていた窓は「アイリット・ウィンドウ」と言って東欧に多いそうです。
キチンと名前があったんですね。
家って人間に見える事があると隈研吾さん。
ピロティ(家の柱)なんかが脚に見えると。
家は人が住まなくなると一気に朽ちます。
絵本とリンクする部分があるのかもしれません。

角野栄子児童文学館の模型は喫茶室があり、白い壁とテーマカラーのイチゴ色が可愛らしく配置されています。
隈研吾さんはデンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセン博物館も設計されています。
アンデルセン作品は角野栄子さんも翻訳をされています。
児童書のノーベル賞と言われる国際アンデルセン賞も受賞しています。

アンデルセン談議に花咲くお二人。
残酷な話なのに子供に受け入れられる不思議があります。
アンデルセンは童話の世界なのに地下の方に行く感じがあると言います。

鎌倉に戻り…。

新しい物語に取り組みます。
「月さんとザザさん」
家の名前はスミコさん。
ちょっと意地悪なザザさんとのお話です。
何と家が家出しようとします。
どんなお話になるのでしょう?
完成が楽しみです。

アンデルセンの「絵のない絵本」をオマージュしているんだそうです。
「言葉が絵だ」とアンデルセンは言っているんじゃないの?…と。

グレース
グレース

パクったんじゃないわよ。オマージュよ。ここでもにこやかです。

魔女の宅急便

角川文庫から出ている魔女の宅急便は装丁が変わる事もあるのでその都度買われる方も多いようです。このシリーズは意外に壮大なドラマになっていてキキが結婚してお母さんになってその子供たちの事も描かれます。

近刊一覧

グレース
グレース

近作はムック本やインタビュー本が多く刊行されています。
どれも明るくて優しい角野栄子さんのものになっています。
ムック本は買い逃すとなかなか購入出来ないので手に入るうちにどうぞ。

丸ごと1冊が角野栄子さん
すごく素敵な笑顔です
今まで創作に関わった方々の
こぼれ話が満載です
何と角野栄子さんの半生が映画化されます
この本は事実上の原作本???
表紙の角野栄子さんが「カラフルな魔女」のそのままです
幼い頃のご両親のお話
ブラジル時代の思い出
紀伊國屋書店で働いていた時代もあったとか!
「芸術は爆発だ!」の岡本太郎さんとの遭遇記まで!
エッセイ集が何と全ページカラーです
何ともかわいらしい表紙です

魔女の宅急便