本棚整理中に出てきた本です。
AXIS POWERSヘタリア Specialeです。
「アクシズ・パワーズ・ヘタリア・スぺチャーレ」と読みます。
「アクシズパワーズ」とは「枢軸国」の事です。
「スぺチャーレ」は特別編くらいの意味です。
日丸屋秀和さんによるものです。
ヘタリアについて
ヘタリアと言うのは国家を擬人化した作品で漫画だけでなくアニメでもヒットし映画化もされました。
と言っても、飽くまで深夜アニメでしたし、アングラ感は抜けないものでした。
ですが、この国家を擬人化したと言う事で国際的な琴線に触れるものも多く、一部は猛抗議され某国の国会でも問題として取り上げられ、修正を施された部分もあるほどです。
私が「アングラ感」と少しネガティブな書き方をしたのも「そんなにメジャー感はなかったのにそこまで言われるかな…」という思いが当時も今もあるからです。
枢軸国とは第二次大戦時、同盟を組んでいた「イタリア・ドイツ・日本」の事です。
イタリアを念頭に描いたのはまずこの擬人化国家の主人公がイタリアだからなんです。
イタリアのヘタレっぷりとイタリアをかけています。
ネット造語からきています。
イタリアを中心にヨーロッパの歴史、ローマ時代からEUに至るまで。
アジアも日本だけではありません。
(ここら辺が物議を醸した所です)
ウクライナの事も…。
そして注目すべきはウクライナも入っていると言う事です。
擬人化した時はウクライナさん、ウクライナ姉さんとか呼ばれています。
ロシアとベラルーシの微妙な関係やとばっちりばかり受けていると言う事。
そのせいで貧乏で農業に精を出している事も書かれています。
擬人化された上にコミカライズされたものではありますが、恐ろしいほどに現実とリンクしていると思います。
私のように日本に生まれて育ったものはどうしても今の世界諸国のそれぞれの関係はニュースでは知るものの「肌感」としてまで分かるというところまで行きません。
国を擬人化すると言う事でこれだけ網羅しているコミックも少なかろうと思います。
今の世界情勢がいまいち分からないという人も世界史と世界地図とにらめっこしながらこのシリーズを読むと今の世界観がより分かりやすくなるのではと思います。
昨今の情勢から本気で世界平和を願う一人としてお互いを知ることが平和への一歩だと強く信じています。
この本ではP170からP174にウクライナの事が書かれています。
ヘタリアシリーズも…
シリーズで色々と読む事が出来ますが、電子書籍などもあるのでどうぞ。
一読の価値があると思います。
映像化作品はこちら
DVD、Blu-rayはこちら。
VODでも観る事が出来ます。