放送時のスペック
天璋院様となりましたが、ここでは「篤姫」で統一していきます。
第33回 | 皇女和宮 | 2008年8月17日初回放送 |
皇女和宮
公武合体を目指すために幕府は将軍・家茂の正室に皇女和宮(こうじょ・かずのみや)を正室に迎えようとします。
でも、和宮には既に婚約者がいるために篤姫は反対します。
皇女和宮は天皇の妹です。
「皇女なのに、妹?」と疑問を抱く人もいると思います。
それは元々天皇の娘として生まれたからです。
天皇であった父が崩御(亡くなって)して、天皇の息子である和宮のお兄さまが、天皇になられたからです。
この時点での天皇は和宮のお兄さまなので「天皇の妹」と言う事になります。
感想
ドラマに準拠した感想で行きます。
和宮は小柄で少し足の不自由な女性であったと言われています。
ドラマの和宮は大柄な女優さんですが、やはり足は悪いように演じられています。
ドラマの中では特に言及されませんが、演技で分かるようになっていましたね。
将軍と和宮の縁組は「公武合体」で幕府と朝廷の懸け橋になったら良いという事が最初なのですが、やはり「政治」が主体になってしまっています。
既に婚約者がいる和宮に江戸に下れと言うのはかなり厳しい試練だったと言えるのかなと思いました。
実際に篤姫と和宮は年齢も10歳差だったようです。
嫁と姑というよりは姉妹のような感じですね。
これで篤姫は未亡人で和宮は新妻なのですから、何となく気まずかったでしょうね。
ドラマの中でも薩摩藩から「帰ってきてもいいよ」という打診をされる篤姫。
何となく切ない感じがしました。
それでも、短い間でも夫婦だった公方様のそばにいたい気持ちが強かったんでしょうね。
それにしても和宮さま側からの要求がものすごくて朝廷側としても「条件が飲めなければとても和宮を外には出せない」と言った感じだったんだろうなと思いました。
篤姫をもっと知りたい人へ
配信はこちら
映像で観たい方はこちら
大河ドラマ篤姫(2008年)は大変人気が高く、NHKでも繰り返し再放送されています。
その為にVODの配信などは期間限定になる事が多く、全編を視聴するのはDVDセットが一番良いかと思います。
どちらも装丁がとても綺麗です。
天璋院篤姫の原作はこちら
篤姫の原作は宮尾登美子先生によるものです。
大河ドラマの原作はこの宮尾登美子のものですが、大河ドラマになるにあたって随分違う趣になりました。
50話に及ぶ脚本に転じた大河ドラマなのでこの原作だけでは凌駕しえなかった事は容易に想像できますが、設定が違いすぎるのでそれも面白がって読める人には良いと思います。
上下巻の2冊で読むことが出来ます。
今は電子書籍も豊富にあるのでお好みに合わせてどうぞ。
大河ドラマ基本情報
2008年 篤姫エピソード
放送当時のスペックです。
各リンクには私の個人的な感想や思い出をつづっています。
第1回 – 天命の子 – 2008年 1月6日
第2回 – 桜島の誓い – 2008年 1月13日
第3回 – 薩摩分裂 – 2008年 1月20日
第4回 – 名君怒る – 2008年 1月27日
第5回 – 日本一の男 – 2008年 2月3日
第6回 – 女の道 – 2008年 2月10日
第7回 – 父の涙 – 2008年 2月17日
第8回 – お姫様教育 – 2008年 2月24日
第9回 – 篤姫誕生 – 2008年 3月2日
第10回 – 御台所への決心 – 2008年 3月9日
第11回 – 七夕の再会 – 2008年 3月16日
第12回 – さらば桜島 – 2008年 3月23日
第13回 – 江戸の母君 – 2008年 3月30日
第14回 – 父の願い – 2008年 4月6日
第15回 – 姫、出陣 – 2008年 4月13日
第16回 – 波乱の花見 – 2008年 4月20日
第17回 – 予期せぬ縁組み – 2008年 4月27日
第18回 – 斉彬の密命 – 2008年 5月4日
第19回 – 大奥入城 – 2008年 5月11日
第20回 – 婚礼の夜 – 2008年 5月18日
第21回 – 妻の戦 – 2008年 5月25日
第22回 – 将軍の秘密 – 2008年 6月1日
第23回 – 器くらべ – 2008年 6月8日
第24回 – 許すまじ、篤姫 – 2008年 6月15日
第25回 – 母の愛憎 – 2008年 6月22日
第26回 – 嵐の建白書 – 2008年 6月29日
第27回 – 徳川の妻 – 2008年 7月6日
第28回 – ふたつの遺言 – 2008年 7月13日
第29回 – 天璋院篤姫 – 2008年 7月20日
第30回 – 将軍の母 – 2008年 7月27日
第31回 – さらば幾島 – 2008年 8月3日
第32回 – 桜田門外の変 – 2008年 8月10日
第33回 – 皇女和宮 – 2008年 8月17日
第34回 – 公家と武家 – 2008年 8月24日
第35回 – 疑惑の懐剣 – 2008年 8月31日
第36回 – 薩摩か徳川か – 2008年 9月7日
第37回 – 友情と決別 – 2008年 9月14日
第38回 – 姑の心 嫁の心 – 2008年 9月21日
第39回 – 薩摩燃ゆ – 2008年 9月28日
第40回 – 息子の出陣 – 2008年 10月5日
第41回 – 薩長同盟 – 2008年 10月12日
第42回 – 息子の死 – 2008年 10月19日
第43回 – 嫁の決心 – 2008年 10月26日
第44回 – 龍馬死すとも – 2008年 11月2日
第45回 – 母からの文 – 2008年 11月9日
第46回 – 慶喜救出 – 2008年 11月16日
第47回 – 大奥の使者 – 2008年 11月23日
第48回 – 無血開城 – 2008年 11月30日
第49回 – 明治前夜の再会 – 2008年 12月7日
最終回 – 一本の道 – 2008年 12月14日