99.9-刑事専門弁護士-

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グレース
グレース

「99.9-刑事専門弁護士-」が放送されていました。
劇場版の地上波放送のようでした。
ちょっと思い出した言葉があったのでそれについて考えてみます。

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どんなお話?

刑事事件は立件されれば、無罪になる事はまずありません。
それはたくさんの証拠があって、初めて立件されるのでそれを覆すことがとても難しいからです。

99.9というのは刑事事件における有罪率です。
証拠があって、立件されるわけですからそんなに驚く数字でもないのが現実です。
そこを無罪を勝ち取っていくという弁護士の話です。

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十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ、でも現実は…。

このドラマのシリーズ中、私が一番印象に残ったセリフがあります。
岸部一徳さんが演じる法律事務所の所長、斑目春彦さんのセリフです。
その時の弁護士会会長とのセリフだったと思います。

十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ、
でも、現実は十人の無辜を罰しても、一人の真犯人を逃すなかれでしょ?

難しいセリフなので私なりの解釈と共に考えて行きましょう。
前半の「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」は法格言とも言われ、法律に関与する人たちが心に刻んでおかなければならない言葉としてよく使われる言葉です。

まず、「無辜」って何でしょう?
無実の人の事をここでは言います。
真犯人とは本当に罪を犯した人です。
「真犯人を逃すとも」という時点で本当に罪を逃した人を捕まえられない場合のことを言います。

つまりは「本当に罪を犯した人を10人捕まえられない事よりも、たった1人の無罪の人を有罪にしてはいけない」というのが前半の意味です。

後半は現実的な事を言っています。
「10人の無罪の人を捕まえても、1人の罪を犯した人を捕まえるのが現実」という意味です。

グレース
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このセリフを聞いたときに随分悩んで考えたのを記憶しています。

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私の答え

私の答えは少し違って
「1人の無辜を罰してはいけない。また、1人の真犯人を逃してはいけない」です。
それが難しい事は重々承知していますが、「無実の人」を捕まえてしまうことには2つの罪があると思うからです。
一つは無実の人を有罪にしてしまうこと。
もう一つは真犯人を野放しにしてしまうことです。

どちらもとても重い事だと思います。
地上波の放送で少し思い出した事でした。

グレース
グレース

これを読んでくださった方も、こういう事をちょこっと心の片隅に…。