アニメ「進撃の巨人完結編・前編」感想

感想とちょっと勝手な解説を付けながら
1. 第一章　地鳴らし
2. 第二章　罪人たち
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感想とちょっと勝手な解説を付けながら

「いってらっしゃい、エレン」というミカサのセリフから始まりました。
この「進撃の巨人完結編・前編」は第33巻を主体に描かれています。
ミカサのセリフは第1巻・第1話に登場したセリフなのですが、アニメの中には再現されていませんでした。
最初にこれだけの長くのヒット作品になると思っていなかったのでアニメの中では挿入されなかったのだと思います。

進撃の巨人は全34巻です。
「いってらっしゃい。エレン」は最終局面でミカサがもう一度エレンに掛ける言葉でもあります。
ですから、アニメの中でこのセリフがないと伏線が繋がらないのです。

グレース

ただ、今回のアニメの冒頭にこのセリフを持ってきたことと、ミカサが深い愛情をエレンに向けている事がよく分かるとても美しい描写でした。
ミカサが優しくエレンの首を支えるようにこのセリフを言った事を皆さん、覚えておいてください。
もう一度このセリフをミカサが言う時、ミカサがどれだけ深い愛情をエレンに持っていたかを知ることになると思います。

第一章　地鳴らし

「地鳴らし」は止まらず、エレンはかつて助けた少年を踏みつけて行きます。
多くの人の命を奪っていきます。
巨人の地鳴らしの速さは人が走っても車でも勝てません。
山も越えていくので高い所に上ったからと言って人々は助からないのです。

飛行艇を整備するためにオディハへ船で曳航する船上でのアルミンとアニはこの話の中で少しほっこりできる要素です。
4年間も硬質化された中にいたアニはその間ずっと話しかけてくれたアルミンにお礼を言うもののアルミンの好意の事はあまりよく分かっていません。
それでもちょっと照れてしまうアニが可愛いです。

どんどん人が死んで行って現実が受け入れらないファルコ。
アニもアルミンへの自分の気持ちに気づくものの、もう戦いたくないのです。
アニは人を殺して戦う事だけが褒められる事でした。
ほとんど感情もなく、生きてきたのです。
ここで離脱することはアルミンと別れると言う事なのです。
ミカサにもそれを指摘されますが、それほどアニは戦いたくないのです。

グレース

アニに「マフラーは？」と聞かれ、持っていると言うミカサ。

持っていても付けていません。

こういう事に気が付くようになった時点でアニも少しずつ変わっているのかもしれません。

リヴァイも復活です。
ジークにやられてから数日しかたっていないはずなのですが、さすがアッカーマンです。
重傷を負いながら、戦う事を決意します。
イェレナも回復します。
今度はエレンの進むであろう道筋を話しますが、ジークへの信奉は消えません。
ジークが正しかったと認めてほしいと最後まで譲りません。

ライナーとピークも一緒に戦います。
ハンジは地鳴らしが止まった後のエルディア人の処遇を考えると得策ではないと忠告しますが、それでもライナーとピークは地鳴らしを止める方に加担します。

フロックが船にしがみついて追ってきていました。
持っていた銃で飛行艇のタンクを撃ったため、飛行艇は溶接が必要になりました。
巨人の地鳴らしを少しでも留めるために、単騎で向かったのはハンジだったのです。
ありったけの武装をして雷槍を巨人たちにぶつけながら、戦っているハンジ。
溶接が間に合うか飛行艇が発進するのを気にかけながら、特攻を続けます。
巨人をなぎ倒しながら、巨人の蒸気に包まれて燃えながら死んでいきます。

ハンジは死後、先だって死んでいったエルヴィンたちに会います。
飛行艇は飛び立ったと教えてもらいます。

グレース

ハンジは最後まで生き残ると思っていたので、ここで死んだことに驚きました。

進撃の巨人~ハンジ・ゾエ