名探偵コナン「純黒の悪夢」

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グレース
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2016年作品の名探偵コナン「純黒の悪夢」(じゅんこくのないとめあ)
2023年9月22日・地上波放送での感想です

劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(通常盤) [ 高山みなみ ]

キュラソー役

ゲストキャラの黒の組織のキュラソー役は天海祐希さん。
宝塚出身の名女優さんです。
宝塚歌劇団と言えば舞台が主流。
そういう事もあって、声のハリはとても良いです。
ゲスト声優さんが普通の俳優さんの場合、どうしても声の出し方が違うので劇場内だと何となく響かなかったり声が通らなかったりするものなのですが、天海祐希さんはその辺は大丈夫でした。

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あれから7年(コナン軸では半年)

劇場公開は2016年。
今年は2023年ですから7年も経過しているのですね。
その間にもコナンの世界でもいろいろありました。
 
この映画は安室透VS赤井秀一のバトルシーンが初めて繰り広げられたものだと思います。
(多分です。違ったらご指摘ください)
安室透は日本の警察公安として、赤井秀一はアメリカのFBIとして「黒の組織」に潜入していました。
ダブルスパイなんて呼ばれ方をしますが、コナンではNOCという言い方で統一されています。

NOCとは「ノン・オフィシャル・カバー」の事です。
コナンシリーズで他の組織から「黒の組織」に潜入している人物は安室透。赤井秀一のほかに水無怜奈がいます。

水無怜奈はアメリカのCIAです。
ここで日本公安、FBI、CIAが潜入しているわけですが、彼らの目的は「黒の組織」の壊滅です。
かと言って「黒の組織」に気に入られてコードネームを付けられるまでにならなければ真の潜入捜査にはならない。
彼らはいつも危険と隣り合わせです。
NOCは立場が違えど、同じ目的を持っています。
「黒の組織」を壊滅する事です。
ですが、彼らは味方であるどころか敵になってしまいます。

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特に安室が赤井秀一を恨む理由

安室透が黒の組織に潜入していた時に同じように潜入していたのが警察学校の同期の諸伏景光です。
黒の組織でもスコッチと呼ばれるほどになりましたが、FBIから潜入していた赤井秀一と対峙している時に自殺します。
この直後に遭遇した安室透は赤井秀一のせいで諸伏景光(スコッチ)が死んだと思っているので恨みは大きいのです。
一方で赤井秀一の方は一度ならず、安室透を助けています。
行きがかり上、スコッチの死に関わってしまった赤井秀一ですが、実はスコッチを助けようとしていたのではないかというのが多くのファンの推測です。
こういった推測から「実はスコッチが生きているのでは?」という説がたまに流れるんですね。
(私も生きていてほしいと思う派です)

この映画の話に戻ります。
そういったわけで、黒の組織に潜入している人たちのリストをNOCリストと言います。
このリストをキュラソーが記憶して黒の組織に流すというのが今回の物語の始まりです。
ですが、キュラソーは記憶を失ってしまいます。
その記憶を失っている間に、何かと世話を焼いたのがコナン、灰原哀そして少年探偵団だったのです。

ですから、記憶が戻っても自分の身を犠牲にして彼らを助けてしまうんですね。
更にはNOCリストには安室透・水無怜奈の名前もあったはずなのですが、それは間違いである事を黒の組織に信じさせることまでやってのけます。
(ここでベルモットも信じているのがすごいですね。色んなミスリードがありすぎてベルモットも真実に行きついていないくらいです)

また、ナンバー2のRUMが声のみですが登場しています。
それも変声されているので元々の声は分かりませんし、エンディングのクレジットでも出てきません。
これが、もし、脇田兼則だったらすごいなと思いますが、どうなんでしょうね。

ちなみに毛利探偵事務所の1階の「喫茶ポアロ」の隣にはちゃんと「いろは寿司」があります。

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爆弾処理の能力

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』 通常盤 [ 高山みなみ ]

安室透は観覧車に仕掛けられた多くの爆弾処理をやってのけます。
これは警察学校時代の同期、萩原研二の影響でした。
萩原研二は爆弾処理中に死亡。
そして、松田陣平も同じ連続爆弾犯の仕掛けた爆弾により死亡します。
萩原も松田も安室透にとって警察学校の同期でした。
この2人の死に追い込んだ爆弾犯はコナンの活躍により確保されます。
そして、萩原研二の姉で松田陣平の初恋の人である「萩原千速」は101巻で事件を追うコナンと遭遇し全面的に援助します。

こういったいきさつも映画の公開から7年経ったからあれこれいえる事なのですが、この辺が全部繋がっているとなれば、話は面白いですね。

安室透と赤井秀一のバトルもすごかったですが、多くの人の命がかかわっていると分かればすぐに休戦して協力するという姿勢もすごかったです。
さすが「ボクの恋人はこの国さ」と言った安室透さんです。
*但し、このセリフが出て来る「ゼロの執行人」は2018年上映、このお話の2年後です。

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最後に

さて、すごかったですね。
久しぶりに観ましたが、見ごたえありでした。
最後には2023年最新作「黒の魚影(サブマリン)」が上映中のCMが入りました。
もう、DVD&Blu-rayが発売決定していますから、思わぬロングランになりました。
今回は興行収入100億円を突破して記録更新中です。
Blu-ray特典はタイトルシルエットの入ったグラスが付いているアニメイト特典がおススメです。

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