ハリー・ポッターとアズカバンの囚人:ネタバレ全開

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グレース
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世界的に有名なお話なので全結末を知っているという前提でネタバレ全開で書いていきます。
どうしても知りたくない人は全シリーズを観てからまた来てください。

「ヴォルデモート」の正確な発音は「ヴォルデモー」だという事が明らかにされていますが、このブログでは公開当時に言われていた「ヴォルデモート」で一貫します。

三つのビッグイベント
スキャバーズがピーター・ペティグリューというオッサンだった!
ルーピン先生が人狼だった!
時間を戻す「逆転時計」があった!

スキャバーズの正体:ピーター・ペティグリューとは?

ロン・ウィズリーがずっと飼っていたペットのネズミが実はオッサンだったという衝撃の事実がここにあります。

ロンが飼っていたネズミのスキャバーズがピーター・ペティグリューだったという事は世界中の読者が驚いた事です。
シリウスが指摘していますが、12年も生きるネズミがいるか?
指がなくなっているのはおかしくないか?
そもそも魔法界でも有名な魔法一家に入り込んでいるのは何故なのか?
そこを指摘されます。

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ピーター・ペティグリューはヴォルデモート側の人間でした

冒頭でウィズリー家がエジプト旅行に行きます。
貧乏なウィズリー家らしく、このエジプト旅行も日本で言う福引で当たったものです。
その旅行に魔法界の新聞に載ったウィズリー家。
この時に動く写真に写っていたのがロンのペットのスキャバーズでした。
その指先が欠けているのに「アズカバンの囚人」であったシリウスは気が付きます。
そして、脱獄したのです。

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人狼の秘密:ルーピン先生の正体と苦悩

ルーピン先生は人狼です。
子供の頃に人狼になってしまいます。
人狼というのは「じんろう」と言い、狼人間の事です。
狼人間は魔法界でも差別的な処遇を受けます。
人狼に噛まれる事によってその人も人狼になってしまいます。
満月が近づくとルーピン先生は狼になってしまいます。
それも理性を失ってしまうのです。

普段の明るくて優しいルーピン先生とは別物の人をも襲う狼になってしまいます。
ですが、狼になってしまう間にスネイプ先生の調合した薬を飲めば理性だけは失わずに人を襲わずに過ごすことが可能です。
この薬はとても調合が難しい事でも知られています。
スネイプ先生がそんな薬を調合してあげるという点でもスネイプ先生が悪人ではないということが分かると思います。

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スネイプ先生は悪役ではない

実は刊行当時、スネイプ先生はずっと悪役という体裁で話は進んでいました。
随所によくよく読み込むとハリー達にギリギリの部分で加勢している事が分かります。
スネイプ先生はダブルスパイとしてダンブルドア側とヴォルデモート側を行き来していた人間でした。

作者のJ・Kローリングが一番好きなキャラクターは「スネイプ」だと公言していた事で何かトリックはあるのだろうと多くの読者は思っていましたが、依然としてどうしてかは憶測でしかありませんでした。

逆転時計の存在:時間の複雑な要素

ハーマイオニーがいくつも同時期に授業を受けていたのは「逆転時計」(タイムターナー)と呼ばれる時間をさかのぼる事が出来る道具を使っていたからでした。
この時点でハーマイオニーは1年の倍近くの時間を有していた事になります。
どうして彼女は1年分年を取らないのかなと思った事を覚えています。
この疑問は特に払拭される事はありませんでした。

逆転時計を使って「アズカバンの囚人」ではシリウスを救います。

ヴォルデモートの不在:驚きの展開

実はヴォルデモート本人が出てこなかった唯一の巻

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シリウス・ブラックは1巻から名前が出ています

第1作目の「賢者の石」で赤ちゃんだったハリーはハグリットにバイクに乗せられてプリペッド通りに連れてこられます。
このバイクの持ち主がシリウスだったのです。
ブラック家のお坊ちゃまだったシリウスはバイクなんかも持っていたんですね。
これ、結構、裏情報なのですが、「賢者の石」でハグリットがハリーを連れてきたときにちゃんと「シリウス・ブラックのバイクで」というセリフがあるんです。
ただし、このセリフは映画の中では語られなかったのです。
このセリフ、映画内でも聞きたかったです。

原作から映画化されなかった事も多々あります

ネズミのスキャバーズが最初からハーマイオニーのクルックシャンクスが殺そうと追いかけるシーンがあります。
これは最初からクルックシャンクスがスキャバーズの正体に気が付いていたからなんですね。
真実を知らないロンとハーマイオニーは喧嘩になるだけです。
猫がネズミに殺さるというのは世界中同じことだからです。
クルックシャンクスもオレンジ色の可愛い猫ですが、売れ残りをハーマイオニーが飼ったのでロンにしても「駄猫」という印象もあるのです。
ですが、真実を知った時はロンでさえ、スキャバーズ(=ピーター=オッサン)の味方ではありません。
分かった瞬間の描写も原作の方がよく書かれています。

また、シリウスが悪いと思っていたのに、シリウスの言葉で一番最初に今まで信じていた事が違った事に気が付いたのもハーマイオニーです。
これはハーマイオニーがルーピン先生が人狼であることを既に推察していた事で真実に辿り着きます。
シリウスにも「君は今まであった中で一番賢い魔女だ」と言わしめたほどでした。
こう言った経緯も原作では楽しめます。

ハリーにとってたった一人の家族だったシリウス。
ですが、彼の無実が公に認められた訳ではありません。
ですが、彼は逃亡の身になります。
その間に、ハリーの下へはたくさんのシリウスからの手紙が来る事になります。
ハリーと別れた後に最初に来た手紙はとても小さなフクロウが運んできました。
そのフクロウは一生懸命、運んできました。
シリウスは手紙の追伸にこのフクロウをロンへのプレゼントにする事も書いてありました。
ペットのネズミを失ったロンへの気遣いでした。
ロンは大喜びです。
ですが、このシーンも映画で語られる事はありませんでした。

この小さなフクロウはピグウィジョンと名付けられます。
ウィズリー家へ迎え入れられ、先輩フクロウのエロールとの関わりが面白いのは次の巻の「不死鳥の騎士団」になります。

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ファンタスティック・ビースト・シリーズ

グレース
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ハリーが生まれる前のシリーズになります

主人公は「幻の動物とその生息地」の著者のニュート・スキャマンダーです

全5作品を制作予定です

現在3作品まで映像化されています(2024年現在)

ちなみにハリーに出て来るルーナ・ラブグッドはニュートの孫と結婚しました

1作目 魔法使いの旅

ニュート・スキャマンダーは魔法使いの世界の不思議な動物たちに詳しい人物です。
ホグワーツのハッフルパフ時代は人づきあいよりも動物と一緒にいるのが好きでした。
今で言う「コミュ障」ですね。
ですが、ニュートはイケメンでスタイルも抜群です。
とっても素敵なニュートの旅の始まりです。

既に廉価版も出ています。
特典映像にはアメリカの魔法学校の校歌を合唱する楽しいシーンも!
4Kはこちらです
限定セットもあります
ビーストのぬいぐるみやトランクがニュートのレプリカになります

2作目 黒い魔法使いの誕生

黒い魔法使いグリンデルバルドとダンブルドア先生の因縁が明かされます
若き日のダンブルドア先生が格好いいです

3作目 ダンブルドアの秘密

ダンブルドアの秘密とは?
失った家族の事?
グリンデバルドとの関係は?

原作はこちら

ハリー・ポッター・シリーズ【本編】

全巻セットで一気に読むことが出来ます
文庫版の美装ケース付きはこちらです
伝説の始まり
最初の重厚なシリーズはこちらです
紙の装丁が良く発売からの年月が経っても変色していません

ハリー・ポッターと呪いの子

ハリー本編が終わった後のハリーの子供たちのお話です
こちらは一部と二部を一気に読むことが出来ます

第一部

第一部のみです

第二部

第二部のみです

ファンタスティック・ビースト

グレース
グレース

映画の脚本の翻訳本です。

日本語版ハリー・ポッターシリーズの松岡佑子先生が翻訳されています。

原作と同じ調子で読むことが出来る隠れた人気シリーズです

ハリーの物語が始まる前のお話
主人公はニュート・スキャマンダーになります
ハリーが生まれるずっと前のお話
若き日のダンブルドア先生やマクゴナガル先生も出てきます