銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー(1998年)

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エターナル・ファンタジー(劇場第3作)

グレース
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銀河鉄道999の劇場版第3作の「エターナルファンタジー」。
これは劇場版の続きという話ではなくて原作の旅が終了した後の話となります。

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作品の経緯

原作本編も一度目の旅が終了後、松本零士が次の旅の話を書き始めます。
この「エターナルファンタジー」はその原作を元にした作品です。

ですから、劇場版の「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」の2作品を見た後でこの作品を見ると違和感があるのはその辺にあります。

グレース
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劇場版の前2作品とは別の独立した作品と見て頂くと良いと思います。

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アンドロメダ編とは別の話になります。
地球に帰って荒廃したメガロポリスの中で抵抗を続ける鉄郎。
監禁され、外の世界から隔絶された世界にいましたが、必死に勉強を続けていました。
味方になってくれた人たちをたくさん失っていた鉄郎の下にメーテルが再訪。
999に乗って再び宇宙の旅に出かけます。
戦いが続き、999の中で「地球が滅んだ」ことを知る鉄郎。
新たな敵はメタノイド。
その中央にいるのは「ダークイーン」
鉄郎のパスの行く先は「エターナル」と変わっていました。
ここで劇場版の話は終わります。

グレース
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話は完結していません。

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どんなお話?

ここでネタバレを期待する人も多いでしょう。
ハッキリ言っておきます。
話は完結していません。
これが答えです。

この作品は55分の短編ストーリーです。
単作で劇場版として公開されているわけですから、それはそれですごい試みです。
これで商業作品として成り立っているわけですから。
ただし、前出の通り、話は完結していません。

グレース
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原作としても松本零士が書いたのはこの劇場版のアニメになった部分に「銀河鉄道物語」が追加されたくらいで終わってしまいました。

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銀河鉄道物語って?

「銀河鉄道物語」は銀河鉄道管理局の話です。
これが、意外に999の劇中では「謎の会社」として暗躍しているような印象を受けていましたが、普通の会社組織として書かれます。
勿論、銀河鉄道という壮大な列車を運営している訳なのですが、普通に新入社員も入ってくるし、会社内の序列もあります。
この設定には往年のファンで驚いた人も多くいたようです。

ついでに言ってしまうと銀河鉄道物語で主人公とされる新人の有紀学は「裏設定」でキャプテンハーロックに出て来る有紀蛍(ゆうきけい)が家出した実の姉と言う事になっているそうです。

松本零士本人の創作意欲はものすごかったようで、次々と出て来るアイディアや伏線回収が出来ずに終わってしまったように思います。

1999年の松本先生本人のインタビューでも「999は100巻で完結させる」とか「最後の一話は全員集合して終わる」とか言われていてその期間も「10年でやりきる!」という意欲を語られていました。

多くのファンが「絶対に無理!」と思っていましたが、それだけの構想が先生の中ではあったのではと思います。

実際にこの「エターナルファンタジー」の後に銀河鉄道物語がアニメシリーズとして制作放送されアニメだけで50話以上作られました。
この時に本編であるはずの銀河鉄道999の連載が中止され、それ以降は書かれる事はありませんでした。

エターナル編で新たな敵となったメタノイドやその中核の人物であるダークインなども含めて詳細はよく分からずに話は終わってしまいました

グレース
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未完の物語になってしまいました。

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プチ自慢(当時の前売り券情報)

劇場版3作品が出た後に購入したDVDボックスです。
3作品のDVDと縮小版のパンフレットが入っています。
同サイズの定期券も入っており、この定期券は更に見開きで当時のインタビューも掲載されています。

当時(税抜き)20,000円

エターナルファンタジーの特典映像。
画面より撮影。
’98年3月に公開だったことが分かります。

公開前の前売り特典が分かります。
パッケージがポスターになって付いていたんですね。
価格が年代を感じさせます(笑)

テレホンカード付きの前売り券というのも世相を反映しています。
今となってはテレホンカードも知らない方も多いのではないでしょうか?
テレホンカードがあれば、公衆電話から電話を掛ける事が出来ます。
当時はこういう特典のテレホンカードがプレミアムグッズでした。
*テレフォンカードとも言います。

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