私がやりましたか？
毛利探偵事務所に自分は人を殺したのではないかという依頼人がやってきます。
タイトルの通り「私がやりましたか？」
酔っていたので全く覚えていないのです。
毛利探偵とコナンと蘭はこの人の足跡をたどります。
被害者は独居老人。
ホステスは小火を出していてそれを隠すために偽証。
フリーターは高級腕時計を盗んだ犯人でした。
二人とも罪は犯していましたが、殺人犯ではありませんでした。
真相は工事現場の誘導員が夜に独特のファッションで出かけていた時に被害者の独居老人と遭遇。
自分の奇抜なファッションを笑われてカッとなって殺害してしまったのです。
毛利探偵の下にやってきた依頼人は殺すどころかその倒れている老人を見て蘇生をしようとしていたのです。
でも、酔いつぶれていたので、それすらも覚えていませんでした。
眠りの小五郎により真実を明らかにされた犯人。
「酔っていたから」と言い訳をしましたが、同じように酔っていても被害者を助けようとした毛利探偵の依頼人とは大きく違うと指摘されます。
＊眠りの小五郎はコナンの推理です。
事件解決後、相変わらず「事件を解決した記憶」がない毛利小五郎。
記憶がないのは「酒のせい…なのか？」と、「飲み過ぎはダメだぜ。おっちゃん」とコナンの心の声でこのお話は終わります。
今回のスペック
| 千野敦(20) | フリーター | 高級腕時計の窃盗犯 |
| 秦レイラ(29） | クラブ「EDEN」オーナー | 小火を出していてごまかすために偽証していた |
| 古葉庄吉(76) | 独り暮らしの老人 | 被害者 |
| 酒匂学（38） | 会社員 | 酔っていて記憶がなかった |
| 両角鉄男(64) | 工事現場の誘導員 | 殺人犯 |
| 放送日 | 2023年9月16日 | |
| 脚本 | 稲本達郎 |
感想
殺人事件はいつも身勝手な事から始まりますが、自分の奇抜なファッションを笑われたからと言ってとっさに人を殺してしまうというのはあり得ません。
殺してしまったのかと自分を疑っていた依頼人は被害者を助けようとしていたのです、「
酔っていても人間性は出るものだと思いました。
一方は人を殺し、もう一人は人を助けようとしていたのですから。
どのみち、飲み過ぎはいけませんね。
良い子のみんなはマネをしたらいけませんよ！
第三の女・ポワロシリーズ
自分が人を殺したかもしれないというネタで思い出すのはアガサ・クリスティのポワロシリーズ「第三の女」です。
ポワロの依頼人の女性も「人を殺したかもしれない」と言ってポワロを訪ねます。
また、これも人を殺させたかもしれないとミスリードさせるトリックが満載です。
ポワロの「第三の女」は財産目当てからこうなりますが、そこに至るまでの心理トリックが見事なのでよろしければご一読ください。
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ジャケットが違うので好みを吟味して一番好きなものをゲットしてくださいね！
