一城みゆ希さん~ふたりのジョディ

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一城みゆ希さん

名探偵コナンのジョディ・スターリング役の一城みゆ希さんが天国へお住まいをうつされました。
素敵なジョディ先生の声を演じてくださった一城さん。
ありがとうございました。

名探偵コナンの最後のご出演は「FBI殺人事件」(原作100巻)で終わったのですね。
アニメでのタイトルは「黒ずくめの謀略」でした。
前編を(狩り)
中編を(上陸)
後編を(正体)
合計3編
で構成されました。
このシリーズの最後の放送日は2023年4月8日。
天国に旅立たれる半年前までの収録は済まされていたのです。
最後の収録も特にご病気であるとか調子が悪いとかそういうお話は出ていませんでしたが、ひょっとすればお具合が悪かったのかもしれませんね。

コナン100巻の詳細はこちらをご覧ください。

ジョディ先生は最初は帝丹高校の英語教師として登場します。
彼女が一貫してジョディ先生と呼ばれるのはこの最初の英語教師としての登場が所以です。
また、金髪の白人女性なので「ベルモットの正体では?」とミス・リードがされていた女性でもあるのです。
原作では声は分かりませんが、アニメ化された時に声が一城みゆ希さんだった事でミステリアス度がアップしたのは間違いありませんでした。

そこにはアニメファンが思う「もう一人のジョディ」がいたからです。

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ふたりのジョディ

ジョディ役の一城みゆ希さんにはもう一人のジョディがいました。
これは「YAWARA!」という浦沢直樹氏による漫画の中に出てくる人物です。
YAWARA!は柔道漫画として有名だと思います。
この中に出て来るカナダ出身の女性柔道選手がジョディなのです。
このジョディ、日本で強いYAWARA!の主人公の猪熊柔(いのくまやわら)に挑戦すべくカナダから日本にやってきたのです。
大柄な女性です。
小柄な猪熊柔と比べて悪役のような登場でした。
でも、このジョディは本当に柔道が大好きで純粋に猪熊柔と勝負をしに来たのです。
なかなか世界大会に出てこない猪熊柔に直接道場破りと言った所でしょうか?
でも、猪熊柔は年頃の女の子なので「おしゃれもしたい!受験もしたい!恋もしたい!」と言う事でなかなかなかその挑戦を受けません。
でも、ジョディは一生懸命です。
最初は日本語も話せませんでしたが、コミュケーションを取れるまでになります。
猪熊柔にとって柔道はお爺ちゃんに押し付けられた事でしたから柔道から逃げる事ばかり考えています。
でも、そのお爺ちゃんに言われます。
ジョディは柔道の稽古もやったうえで日本語の勉強もして短期間でものすごく努力していると。
お爺ちゃんは無茶苦茶で逸脱とした人物として描かれますが、意外と人物を観る力は的確です。
勿論、最終目的は孫である猪熊柔にオリンピックで金メダルを獲らせることです。
ですが、このカナダからやってきたジョディに猪熊柔自身も影響され、本当にオリンピックで金メダルを獲るまでになります。
(話を端折って書いていますが、お爺ちゃんに誘導された感じですね。まあ、その通りなのですが…)

この「YAWARA!」のジョディの話し方と「名探偵コナン」のジョディ先生が同じ話し方をしての登場だったのです。
同じ声優の一城みゆ希さんだったと言う事でアニメファンの間ではかえって「何か裏があるのでは?」と邪推してしまったのですね。
ミス・リードのミス・リードという感じでしょうか?

グレース
グレース

同じ声優の一城みゆ希さんだったと言う事でアニメファンの間ではかえって

「何か裏があるのでは?」と

邪推してしまったのですね。

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ベルモットとミス・リード

ベルモットが変声の達人である事とアメリカ人女性で金髪白人の同じ年代の女性であると言う事で「ジョディ先生とベルモットが同一人物なのでは?」という憶測がほとんどのファンの間でささやかれていたのです。
ですから、ベルモットとジョディ先生が別人でおまけに敵同士であると言う事はファンの中ではかなりセンセーショナルな出来事だったのです。

ベルモット考察もご覧ください

グレース
グレース

こういう風にファンに信じさせていた事がひっくり返ると言う事が一度ならずあるので往年のファン程、黒の組織のナンバー2や烏丸蓮耶の正体に関しては慎重になるのは当然の事なのです。

アニメの声優さんも含めてその今までやってきた役柄を含めて推測させてしまう名探偵コナン。
その役柄を見事にやってのけた一城みゆ希さん。

「さすがクールキッド。感心しちゃうわねぇ!」

彼女の名探偵コナンでの最後のセリフは「さすがクールキッド。感心しちゃうわねぇ!」でした。
声の張りも良くて、素敵な最後のセリフでした。
この収録時は勢いが良くて格好いいジョディ先生でした。
「さすがジョディ先生!」でした。
素敵な声をありがとうございました。

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