100分de名著・中井久夫スペシャル
精神科医・中井久夫氏の著作について語られます。
指南役は斎藤環先生。
思わぬスペシャルゲストに思わず歓喜の声をあげてしまいました。
第1回「心の生ぶ毛」を守り育てる ~「最終講義」~
第1回「心の生ぶ毛」を守り育てる ~「最終講義」~
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/pAYWzG5W06/
【放送時間】
2022年12月5日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【指南役】斎藤環…筑波大学教授。精神科医。著書に『世界が土曜の夜の夢なら』、『オープンダイアローグとは何か』など。
【朗読】寺田農(俳優)
【語り】小口貴子
心はなぜ病むのか? そしてどうやったら再生できるのか? 中井久夫は、統合失調症という治療困難とされてきた病と向き合うことで、「心のうぶ毛」「世に棲む」という新しい言葉を生み出していく。統合失調症回復期に露呈する治癒力、社会との折り合いのつけ方といった問題は、健康な人、病者といった違いに関わらず、誰もがこの世界で生きていく根本にかかわる本質的な問題につながることに気づかせてくれるのだ。第一回は、中井久夫の集大成ともいえる「最終講義」を読み解き、「人間とは何か」「心とは何か」「人間が社会生活を営む意味とは?」といった普遍的なテーマを考えていく。
統合失調症が治る病気だと知ってちょっと驚きました。「治癒」とは言わず「寛解」であるということを斎藤環先生も言われていますが、私を含め治る可能性のある病気と初めて知った人も多いのではないでしょうか?
回復の過程で悪化したかのような症状があらわれる。これを回復途上だと捉えず、悪化し治らないと判断してしまうのはもったいない事だというのです。
本当に具合の悪い時は「夢」すら見ない。「悪夢」でも観るようになるというのはよくなる兆候である。
治療は山岳救助のようである。
ゆとりがない時は山頂で遭難した時のような絶望感を感じる。
統合失調症の人はメタ視点がない。
メタ視点とは自分を客観視する能力です。
絵画療法で患者に絵を描かせると、経過が見やすい。また、自分の気持ちを言葉に出来ない人が表現できる可能性がある。
斎藤先生が実際に診られた患者さんの親御さんが病気の我が子が描いた絵を見て涙を流されたというのです。自分の感情を表に出せなかった子が絵で描く事なら自分の世界をきちんと持っていたのです。
第2回「病」は能力である ~「分裂病と人類」~
第2回「病」は能力である ~「分裂病と人類」~
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/pAYWzG5W06/
【放送時間】
2022年12月12日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【指南役】斎藤環…筑波大学教授。精神科医。著書に『世界が土曜の夜の夢なら』、『オープンダイアローグとは何か』など。
【朗読】寺田農(俳優)
【語り】小口貴子
「なぜ統合失調症は世界のどこにおいても人類の1%前後に現れるのか」という問いに対し中井は「人類のために必要だから」という大胆な仮説を打ち出す。例えば大航海時代、孤独な決断によって数々の困難を冷徹に乗り越える船長には天候や空気などの微細な変化・徴候を読み取り次に何が起こるかを予測する能力が必要だった。その能力の基盤は統合失調症の症例と酷似する。かつて人類は誰しもその能力をもっていた。激変する人類史の中で不必要になったその能力が抑圧されることでこの病が生まれたのではないか。中井はこの病をむしろ肯定的に評価する。第二回は、「分裂病と人類」を読み解くことで、「私たちにとって病とは何か」「正常や異常とみなされるものの間に境界はあるのか」といった根源的な問題を深掘りしていく。
統合失調症は誰にでもかかりうる病気。
また明らかになったのは近代ではあるものの狩猟時代からあったのではという仮定で考えすすめます。
分裂病親和者(S親和者)その素質がバランスを崩すと分裂症になりやすい。一方で微かな印(しるし)を先取りして甘受する事が出来る鋭敏さがある。
微分的認知とは変化の傾向から瞬間的に未来を予測してしまう事を言う。
一見ネガティブに捉えられやすい心配症や気にしすぎの性格の人がいたからこそ、人類が生き残ってきたという説を聞いた事があるのですが、これが中井久夫氏による意外と近代の考えである事を初めて知りました。日本国内ではまだまだ新しい考えで浸透されていない原因かもと感じました。
「分裂気質」とか「分裂病質」という言葉を中井氏は使わず「S親和者」という言い方を敢えてした。
強いストレスがかかった時に倒れる方向が人によって異なってくる。
鬱になったり双極性(そううつ)になったり統合失調症になったりそれぞれである。
なりやすさの違いみたいなところで付けた名前がS親和者。
経験から学ぶことは苦手だがこれから起こる事に関するセンサーは非常に発達した人。
S親和者が有利だった時代がある。「病気」ではなく「能力」と捉えて良い。またこういった能力が重要視された時代もある。
狩猟社会から農耕社会に行く事によってルールを重視しまた順守できることが出来る人間が良いとされてS親和者がはみ出してしまったのでは?
サイコパスと言われる人たちと似ているなと思いました。伊集院さんの「船員にいると困るけれど船長にS親和者がいると航海はうまくいく」という言葉がよく表現されていると思いました。
ナッシュ均衡(ゲーム理論)のジョン・ナッシュも統合失調症を発症した人。
映画「ビューティフル・マインド」のモデル。
ここで行動経済学が出てきました!
魔女狩りなども能力の高い人が無碍に罰せられたのではないか?と提言。
また、リハビリでその特異な性質を強迫性に無理に馴染ませようとする過程になっているのではなか?社会復帰の壁になっているのが社会の強迫性であると指摘。
本来の特質を社会的に「こうでなければならない」という概念がリハビリやトレーニングによってかえって社会復帰の壁になるというのです。良かれと思っていた事がここでもかえって多様性を阻害しかねない結果になるのかと。患者に自分の考えを押し付けてしまうと。私自身、押し付けられた考えは嫌いなのに強迫性の社会にいつの間にか飲み込まれてしまっています。(善悪とは別次元で)
二宮金次郎が顕著な例として彼自身は全く海外情勢に関心がなく、村の「立て直し」をだけを考えていた。幕末の志士達は「世直し」を考えていた。世直しの人は次第に力を失って立て直し路線に飲み込まれていく。
「世直し」の勢力は一時の求心力や時流に乗るような事があっても持続性がないのかと感じました。結局は「立て直し」ていかないと個人個人の生活に直結して困窮していくからかなと。
ただ「立て直し」路線だけだと俯瞰的な要素がなくなり、目標喪失になりやすい。高度成長期を終えた日本は陶酔的、自己破壊的、酩酊的、投機的、バブル期に倫理の空洞化を迎えた。
世界的に精神病者の扱いの歴史をみていても差別的なものが多い。鎖につながれていた患者たちが大規模病院に収容されるようになった。鎖から鉄格子に変わっただけで今も続いている。一番多いのは日本。全世界の精神科病棟の25%が日本にある。
日本に精神科病棟が一番多いと言う事を初めて知りました。これは精神病患者に対する差別や偏見が日本で多いからだと言う事と設備が充実しているというジレンマがあるのだと感じました。また伊集院さんのこういう方々が必要な時も来るから多様性を認める事も「道しるべ」だということ。「ゼロ百思考にならない」「白黒で判断しない」は自分自身にも肝に銘じておかなくてはと思いました。
第3回 多層的な文化が「病」を包む ~「治療文化論」~
第3回 多層的な文化が「病」を包む ~「治療文化論」~
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/pAYWzG5W06/
【放送時間】
2022年12月19日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります
【指南役】斎藤環…筑波大学教授。精神科医。著書に『世界が土曜の夜の夢なら』、『オープンダイアローグとは何か』など。
【朗読】寺田農(俳優)
【語り】小口貴子
従来、精神病理は「普遍症候群」「文化依存症候群」という二つのカテゴリーに分類されてきた。だが、中井は、永年の臨床体験の中から「個人症候群」という、あるひとりの個人に一回きりしか現れない症候があることを明らかにしたのだ。そのケースでは個人が土着する文脈にこそ治療につながる鍵がある。祈祷や民間療法がはるかに効果を発揮することすらあるのだ。この視点は普遍的な基準のみに依存する近代精神医学への大きなアンチテーゼとなった。第三回は、心のケアにおいて、個人を支えている文化がいかに重要か、それを活かしていくにはどのような方法があるのかを「治療文化論」に学んでいく。
治療文化論。指南役の斎藤環先生もこの本が好きだそうです。
普遍症候群(都市型)…どこにでも症例がある。
文化依存症候群(異界型)…地方とか地域特有の症例。
例;拒食症、摂食障害は普遍的症候群ではなくて「痩せているのが美しいという特殊な価値観」の地域でしか出てこない。
対人恐怖症は日本の特異な例で他の国ではない。他人が自分の事を悪く思っていると考えがちな傾向である世間体を大事にする日本の特有の病気と知って驚きました。
治療文化の定義を決めてしまうと病気と線引きされる。それが、「病気だと分かって良かった」と思うパターンと「病気だ!もうだめだ」と思うパターンがある。
セルスティグマと言って自分で自分を傷つけてしまう事も…。
フロイト、ユングなど近代の有名どころも「創造の病い」。
中井氏の考えではその人が妖精が見えると言おうが否定せずに話を聞く。最終的に治癒に至れば「おわりよければすべてよし」だそうだ。
病をどうとらえるかで治療の方法は違う。
家族が病気になった時に客観的な判断が出来なくなるために医者であっても家族の病気と関わるのは避けられる事が多い。
しかし、文化依存や個人症候群の場合は家族や熟知者が関与して積極的に治療に当たった方がうまくいく場合が多い。
知己の話として書かれている事はおそらく中井氏自身の事であると考えられている。
今回、紹介された本の中で唯一手に入った本です。大切に読んでいきたいです。私も何度も読み返していこうと思います。
第4回 精神科医が読み解く「昭和」と「戦争」 ~「『昭和』を送る」「戦争と平和 ある観察」~
第4回 精神科医が読み解く「昭和」と「戦争」 ~「『昭和』を送る」「戦争と平和 ある観察」~
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/pAYWzG5W06/
【放送時間】
2022年12月26日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【指南役】斎藤環…筑波大学教授。精神科医。著書に『世界が土曜の夜の夢なら』、『オープンダイアローグとは何か』など。
【朗読】寺田農(俳優)
【語り】小口貴子
なぜ人は戦争をするのか? なぜ平和は長続きしないのか? 敗戦のとき小学校6年生だった中井久夫が、「戦争の切れ端を知る者」として書いた文章が「戦争と平和 ある観察」だ。戦争は「過程」であり、平和は「状態」であるという、精神科医としての経験を踏まえた鋭い洞察。それは、語りやすい戦争に対して、平和を維持していくための言説には並々ならぬ努力が必要だということを深く示唆してくれる。第四回は、精神科医としての透徹したまなざしを通して、全く新しい角度から「戦争と平和」の様相を照らし出す。更に、日本にとって激動の時代だった「昭和」という時代がどんなものだったかを克明に浮かび上がらせる。
最終週は2冊です。
「『昭和』を送る」と「戦争と平和 ある観察」
「昭和」を送る
「昭和」についてのエッセイ集。
何と「昭和天皇」を病跡学から観た事についても書かれている。
病跡学とは精神医学の手法で天才や傑出した人の創造過程を分析しようとする学問。
病跡学は指南役の斎藤環先生の著書によれば「病蹟学」と少し難しい字が当てられているようです。
昭和天皇に関して崩御のすぐ後に(4か月後)保守的な雑誌に載って更に編集後記で絶賛されている。
寺田農さんの朗読の中にあったdetachment(離脱)と言う言葉が今で言う「メタ認知」に繋がるのかなと思いました。
「君側の奸コンプレックス」(君子は素晴らしいけれど側近などが悪い)と言う考えが「皇室バッシング」に繋がっているという。
君子(天皇)はバッシングしないが周りのモノをバッシングする傾向がある。
(美智子妃しかり、雅子妃しかり)
戦争と平和 ある観察
戦争と平和の生態学
中井氏は小学生の時に終戦を迎え、その思いを綴ります。
戦争は物語や戦記物でヒーロー扱いされやすい。
戦争は震災の時にも見られた「生存者罪悪感」という正常心理に訴え戦争遂行の不首尾は自らの努力が足りないゆえだと各人に責任を感じるようにさせる。
戦争は無秩序になった時に起こり、平和は秩序により保たれるのです。
つまり、戦争は同調圧力やノリでその方向に向かってしまうけれど、平和はあまり変動がなく物語性が少ないので維持する努力を見逃しがちであると言う事なのです。
「戦争は過程、平和は状態」という言葉はそこに繋がります。
起こってしまった戦争は終わらせることの方が大変なのです。
今、起こっている戦争も一日も早い終結を願いながら、いざ起こってしまうとなかなか終結を迎えません…。
とりあえず買えた本
このシリーズが人気があったようで本屋さんで見てから買おうと思っていたら買えたのは3冊だけでした。専門的な本が多く比較的、価格も高いです。この番組をきっかけに購入される方が多いようです。ムック本2冊と「治療文化論」はとりあえずゲット出来ました。
皆さんも、欲しい時にゲットしておきましょう。
関連本がたくさんあります。
こんなにたくさんの関連本があるのに手に入ったのは3冊だけ。一気に増版がかかるのかな?自分用に以下のリストを作ってみましたが、この機会に欲しい方はチェックしてみてください。
もし良かったら感想なども聞かせていただけると嬉しいです!
感想など
今回、中井久夫氏と精神科としての偉業が初めてマッチしました。自分の中で周知だったことが意外に新しい学問だったこと。多くの人には認知されていない事を知りました。こういった事が日本における精神科の患者への扱いにも表れているのではないかと感じました。
また、読み進めるにつれてあの安克昌先生の師であらせられた事。阪神淡路大震災の当時の心のケアに対して陣頭指揮を執った方であった事を改めて知りました。
阪神淡路大震災の当時、失うものが多すぎた被災者の人たちに与えた小さな光であった事は間違いありません。
また読み進めましたら、更新していきます。
日本で起きるイジメも「みんな仲良く」が正義。仲良く出来ない人や一人が好きな人、友達が少ない人は悪とされて、むしろ「イジメられるほうが悪い」という風潮になるのかなあ…とちょっと思いました。
番外編:心の傷を癒すということ: 大災害と心のケア
中井久夫先生の著書に触れ、気が付いた事がありました。
もしかして、安克昌先生の恩師であらせられたあの先生ではなかろうか…と。
まさにその人でした。
安克昌先生の事は1995年阪神淡路大震災が起きたその時に被災者となってしまった神戸の人たちのメンタルケアに精神科医として深く携わった人物です。
また、この当時の事は「心の傷を癒すということ」と言う本にまとめられています。
この本を知った切っ掛けも100分de名著でした。
石ノ森章太郎の回で精神科医の名越康文先生が【親友の安克昌】との話で、学生時代に石ノ森章太郎のサイボーグ009について話し込んだ思い出を語られた時です。
(2018年9月8日放送)
その時のテロップに安克昌先生の事と既に亡くなられている事、書き記した「心の傷を癒すということ」の紹介がありました。
最初の出会いはその一瞬出たテロップだったのですが、どうしても気になり本を取り寄せて読みました。
思いもかけぬ大災害の時に人はどうなってしまうのか、淡々とつづられる部分もあり、人の暗部にも触れます。
折角、大災害で生き残ったのに自死を選んでしまった人たちもいます。
この時に精神的なケアとして精神科医の苦悩はただならぬものではなかったと思います。
この当時、活躍されていたのが安克昌先生、そして陣頭指揮を執っていたのが今回紹介された中井久夫先生だったのです。
ここで一本の線が繋がったような気がしました。
「心の傷を癒すということ」は文庫版とテレビドラマになった時点で増補版が出ています。
増補版には安克昌先生が書いた本文とそれに縁の人たちが思いをつづられています。
その筆頭に、中井久夫先生が安克昌先生の弔辞で読まれた文章が書かれていました。
愛弟子に先立たれた中井先生はその愛弟子の葬儀委員長を務められていたのです。
増補版に寄せられた思いの中には名越先生はもちろん、安先生の弟さんが寄せられた思いで結ばれていました。
安先生は男ばかりの三兄弟でした。
長男は原子力工学でカルフォルニア大学の教授(東日本大震災で原子力関係の事故後の対策と「脱原発」に向けた「出口戦略」について提言し続けた・安俊弘先生)
次男は精神科医で神戸大学の教授(阪神・淡路大震災の時に被災者のメンタルケアに従事・安克昌先生)
そして、三男はこの本の最後に思いを書きます。
何とお兄さま方は大震災に深くかかわり、この時点でお二人とも天国に旅立たれている事が記されていました。
大震災に関わる専門家としてハードワークであった事は想像に難くないのです。
もし、この事が皆さんの目に留まるようであれば、一度これらの本に目を通していただきたいと思います。
多くの人の命を守った人たちがご自分の健康を犠牲にしてしまった事。
日本には専門家の育つ土壌がとても少ないために一部の優秀な専門家にハードワークを招いてしまう事が多いのではないかと感じもしました。
ドラマ版もあります
本を読むのが苦手な人であれば、この本はドラマ化もされています。
ドラマ化されるにあたりかなり脚色されています。ドラマチックな部分はフィクションと捉えた方が良いと思います。
そのためモデルになった人たちとは別の名前で話は進行します。
中井久夫先生は永野良夫として近藤正臣さんが演じておられます。
登場人物が本人と寄せすぎというドラマなので、こんな感じの方だったのかなあ…と思いながら。
中井久夫 著作一覧
中井久夫先生の著述は非常に多く、主流は専門書です。
その一方で一般人にも分かるように書かれた本も多くあります。
阪神淡路大震災で心のケアの陣頭指揮を執った中井久夫先生。
災害に遭われた人の「心の治療」に関わる人たちに今も影響を与え続けています。
100分de名著テキスト
阪神淡路大震災の時の記録
心の傷を負った人たちの記録
後の災害に遭われた人の治療が
大きく前進するきっかけになりました
「100分de名著」で紹介された本
ムック本
一般的にも良く読まれている本
心的外傷と回復 ハーマン
紹介された本です。
ハーマンによるものですが、翻訳が中井久夫先生です