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ちばてつやが語る「ちばてつや」~巨匠が教えてくれたプロの仕事と平和への思い

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グレース
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ちばてつや先生が旅立たれました。
多くの人が「あしたのジョー」を思い浮かべられると思います。

\ちばてつや先生のビジネス本・自伝的な1冊となりました/

漫画界の巨匠が語る「ちばてつや」とは?

私自身がリアルタイムでちばてつや先生の著作を読んだのはビジネス本でした。
タイトルもちばてつやが語る「ちばてつや」。
とても興味深い本だったので、皆さんにもご紹介させていただきます。

漫画界の巨匠であられたちば先生がビジネス本というと、驚く方も多いと思います。
ファンの方でもご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
2014年当時に発行されたこの本。
当時はビジネス本なのによく売れた本でもありました。

書かれているのは、ご自身の幼少期から、超売れっ子漫画家になった時代。
プロとは何か?
後に続く人たちへの思いが書かれています。

目次
序章 「ちばてつや」になる前の千葉徹彌(一九三九~一九五五年)
第1章 高校生で「貸本漫画家」に(一九五六~一九五八年)
第2章 「少女漫画家」として雑誌デビュー(一九五八~一九六一年)
第3章 『ちかいの魔球』『紫電改のタカ』と週刊少年漫画誌(一九六一~一九六五年)
第4章 『ハリスの旋風』から『あしたのジョー』への激動時代(一九六五~一九七三年)
第5章 『おれは鉄兵』『のたり松太郎』と青年漫画への進出(一九七三~一九八〇年)
第6章 『あした天気になあれ』とスポーツ漫画(一九八〇~一九九四年)
終章 漫画の未来に向けて(一九九五年~)

\ちばてつや先生のビジネス本・自伝的な1冊となりました/

4人兄弟と弟・ちばあきお先生

男ばかりの4人兄弟の一番上として生まれた先生。
4人兄弟は皆さん、漫画や出版の世界にかかわることになります。
注目すべきは三男の「ちばあきお先生」です。
野球漫画の「キャプテン」や「プレイボール」で有名な方です。
これを読んで野球選手になられたというプロ野球選手もいらっしゃるほどです。

ちば先生にとって、弟のあきお先生は、男の子はいがぐり坊主にするのが当たり前の世の中でも一人だけ髪を伸ばしていた、ちょっとおしゃれな少年だったようです。
「あしたのジョー」のミニチュア版のような感じだったのだと想像します。
ちばてつや先生自身が描いたイラストの中にも、そういったものがあったことを記憶しています。
その弟が早くして亡くなられたことがとても辛かったことが書かれています。
(死因については言及なさっていません)

\ちばてつや先生のビジネス本・自伝的な1冊となりました/

幼少期と旧満州からの引き揚げ

幼少期の記憶のスタートは旧満州です。
日本が終戦とともに引き上げるための決死行。
文字通り、死者も出る中での帰国でした。
だからこそ、ちば先生が生涯にわたって平和を願われたのです。

\ちばてつや先生のビジネス本・自伝的な1冊となりました/

プロとは何かという問い

プロとはなんであるか?
アマチュアの時は好きな絵を好きな時に描けるから「楽しい」。
でも、プロになると編集やファンなど読み手の注文に応えなければならないから「苦しい」。
そういったことが書かれていました。
巨匠・ちばてつや先生をもってしても、苦しみから生まれた作品も多くあったのです。

\ちばてつや先生のビジネス本・自伝的な1冊となりました/

漫画家を育てるのではなく、生き方を伝える

面白いのは後輩育成の話です。
巨匠であるちば先生のもとには教えを乞う人たちも多くいたそうです。
ただ、ちば先生は弟子を取ることはなさらなかったそうです。
ですが、期間限定、人数限定で講習のようなものをなさったことがあったそうです。
ここで、先生がその人たちに漫画家になることは望まなかったというのです。
これは、先生が漫画家になるのは簡単ではないとか、漫画家として食べていくことは難しいといった、現実的な考えからだったようです。
実際に、その卒業生たちは漫画の道ではなく、一般的な会社員になった人がほとんどだったのです。
ただ、ちば先生に教わった漫画を生かして、少しイラストを描きながら仕事に生かすという方もいたようで、漫画より生き方を受け継いだのではないかと私は感じました。

グレース
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私も、その講習を受けてみたかったですね。

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松本零士先生と支え合った、売れない時代

ちばてつや先生の親友と言えば、銀河鉄道999の松本零士先生です。
売れない時代から支えあった関係であり、お互いのインタビューで親友と言い合う間柄です。
この時の貧乏話は、松本零士先生の方が秀逸です。
松本零士先生の方が先に旅立たれましたが、ちば先生も同じ旅路へと向かわれたのだと思います。

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