100分deフェミニズム

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スペシャル番組 100分deフェミニズム論
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古今東西の「名著」を、100分で読み解く「100分 de 名著」。そのスペシャル版として「100分 de フェミニズム」を放送します!
今回は、「フェミニズム」がテーマ。
多角的なテーマから名著を読み解くことで、「フェミニズムとは何か」「どんなことを問題にしてきたのか」について考察します。
通常の4回シリーズではなく、100分間連続の放送でお届けします。

加藤陽子(かとう・ようこ)/歴史学者。東京大学教授。歴史学研究会委員長。
 近代日本の軍事地、外交史を専門とする。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で第9回小林秀雄賞を受賞。著書に『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』『天皇と軍隊の近代史』『歴史の本棚』など。

上間陽子(うえま・ようこ)/教育学者。琉球大学教育学研究科教授。 沖縄で10代の女性たちの聞き取り調査を続ける。著書に『海をあげる』『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』など。10代のシングルマザーを支援するシェルター「おにわ」共同代表。おにわは、「オリオン奨学財団」の助成金を受け、株式会社アソシアが労務管理を行い、琉大医学部とタイアップしている。

鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)/翻訳家・文芸評論家。
マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』エミリー・ブロンテ 『嵐が丘』などの翻訳を手がける。著書に『謎とき『風と共に去りぬ』『文学は予言する』など。

上野千鶴子(うえの・ちづこ)/社会学者。専攻は、女性学・ジェンダー研究。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク (WAN) 理事長。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。『家父長制と資本制 ― マルクス主義フェミニズムの地平』『女ぎらい ニッポンのミソジニー』『おひとりさまの老後』 『在宅ひとり死のススメ』など著書多数。

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/2023special/

感想

グレース
グレース

まだまだ男性優位な世界。
フェミニズムは女性が権利を求めてきた活動です。
選挙権、堕胎の権利。
日常の権利にも男性優位な世界が繰り広げられます。
この番組を観て私が最終的に思ったのは、果たして男性優位の社会というのは男性にとっても厳しい社会なのではないかと思ったのです。
少し、荒唐無稽に感じるかもしれませんが、家父長制である事が前提であると「強い男」しか生き残らず、生存競争に負けた男や弱くなってしまった男は生き残る事が出来ません。
フェミニズムは女性の権利と言うよりも人間の権利ではないかと思ったのが、私の最終的な感想でした。

紹介された本 
森まゆみ(編)「伊藤野枝集」
ハーマン「心的外傷と回復」
アトウッド「侍女の物語」
アトウッド「誓願」
セジウィック「男同士の絆」
グレース
グレース

紹介された本の中で唯一読んだことがあるのがアトウッドの「侍女の物語」です。これはドラマ化もされた、ディストピア小説です。妊娠可能な女性が子供を産むためだけに生きる事を許される世界です。非常にメンタルに重い作品ですが、この小説の中の出来事が現実と次第にリンクしている事に恐ろしさを感じます。

伊藤野枝集

ハーマン「心的外傷と回復」

アトウッド「侍女の物語」

グレース
グレース

侍女の物語はhuluの配信で観る事が出来ます。

既にシーズン5までアメリカでは放送されています。

日本でも順次配信予定です。

(シーズン4まで配信中。2023年4月現在)

hulu ハンドメイズ・テイルズ・侍女の物語

アトウッド「誓願」

セジウィック「男同士の絆」